エプスタインのコンピューターや、何が入っていたのかわからない大小の箱、オフィスにあった巨大なスチール製金庫もどこかへ運び去られた(なお、グロフの広報担当者は、エプスタインの逮捕後にグロフが島に行ったことはないし、島にカメラが設置されていることをグロフは知らなかったと述べた)。  

 このカップルはこわがっていて、録音器のまえでは話そうとしなかった。ふたりとも秘密保持契約を結ばされており、違反すれば100万ドルの罰金が科されるとのことだった。  

 この男性従業員によると、到着したFBI捜査官に従業員全員が退去を求められたそうだ。

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「FBIが来たときには島内のカメラはすべてなくなっていた。島の捜索を始めるまでにあれほど長く時間を空けたことに驚いた」  

 セント・トーマス島の新たな到来者にはメディアの大群もいた。私が記事の方向性を見定めるまえに、ヴァニティ・フェア誌が、この性的人身売買犯はつい最近の2018年にも少女を連れてきていたと話す地元民の声を挙げ、島でエプスタインが重ねてきた悪事について強烈な記事を書きあげた。  

2025年12月18日、米下院監視委員会の民主党議員らが新たに公開した写真。ジェフリー・エプスタイン(中央)の周りには、顔が編集された女性たちの姿が ©AFP=時事

「高校生くらいの女の子たちがいた」

 セント・トーマス島の空港では、未成年と思われる女性が彼の自家用機に乗り込む姿がたびたび目撃されていた。  

 滑走路で働いていた地元民がヴァニティ・フェア誌の取材にこう話している。

「高校生くらいの女の子たちがいた。とても若く見えた」

次の記事に続く 「聞いたか? エプスタインが死んだ」厳重警備の獄中で起きた“空白の3時間”…世界を震撼させた犯罪者はなぜ“突然死”したのか

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