2月13日、歌手の槇原敬之容疑者(50)が覚せい剤取締法違反の容疑で警視庁に逮捕された。自宅マンションで覚せい剤およそ0.083グラムを所持していた疑い。槇原容疑者は1999年8月にも覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けている。

 今回の逮捕のきっかけとなったとみられる出来事がある。2018年に、槇原容疑者の個人事務所の元社長が、同じく覚せい剤取締法違反で逮捕されたことだ。それ以後、警視庁は槇原容疑者の動向に不審な点がないかを調べていたという。

 事務所の元社長が逮捕・起訴された当時、槇原容疑者の父親は「週刊文春」に対し、息子への思いを明かしていた。当時の記事(2018年5月31日号)を再編集のうえ、公開する。

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※記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです。

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「捕まってたと聞いて、もうびっくりして。まさかと。息子が一緒にやってたとかいうんならホンマにかなんけど、本人はしっかりしてくれてますんで。安心しています」

 本誌に心情を吐露するのは大阪・高槻市に暮らす槇原敬之(49)の父だ。

 5月10日、東京地裁で開かれた覚せい剤取締法違反の初公判。傍聴人は6名のみ。「現在は無職です」と応えた被告人の名前に芸能界がざわついた。

「被告は今年(2018年)3月、港区内の自宅で覚せい剤を使用したとして逮捕起訴されました。少なくとも2013年頃には使用を再開していたとされ、所持の追起訴もありました」(裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火氏)

槇原敬之容疑者 ©AFLO

 被告・奥村秀一(42)は、今年(2018年)3月12日に解任されるまで、歌手・槇原敬之の個人事務所の社長を務めていた人物。

 また1999年8月、大ニュースとなった槇原敬之覚せい剤事件で、一緒に逮捕されたのが当時、“同棲”していた奥村被告だった。

「奥村は、かつては六本木や新宿の“オカマバー”で働く人気のゲイボーイ。源氏名は桃山金太郎、通称『金ちゃん』で、槇原の交際相手でした」(芸能記者)

 2人には、懲役1年6月、執行猶予3年の判決が下った。

「裁判では『もう連絡をとらないし、会うこともない』と言っていましたが、00年にはまた同居を始め、06年には奥村被告が槇原の個人事務所の代表取締役になった」(同前)