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「Nintendo Switch」も新型コロナで高騰

 新型コロナウイルスの影響で価格が高騰しているのはマスクだけではないという。

「コロナの影響って大きくて、(アルコール手指消毒剤の)『手ピカジェル』とか家庭用ゲーム機の『Nintendo Switch』とかの値段も、とにかく高騰しました。『手ピカジェル』はマスクと同じく対策用品として、定価の3倍くらいで取り引きされています。『Nintendo Switch』はもともと中国でかなり人気の高い商品でした。それがコロナの影響で、定価3万3000円のものが4万3000円で売れるようになったんです。『なぜコロナでゲーム?』って疑問だと思うんですが、聞いた話だと、コロナで外出規制となり、中国では国民の多くが家にこもっているみたいで。その時、家に引きこもるためのツールとして需要が高まっているようです(笑)」

 これらの商品の転売で、約200万円の利益が出たという。

「『Nintendo Switch』って入荷タイミングがあって、たしか毎週金曜日に入荷が多いんです。なので、そのタイミングで人を集めて大量購入して、それを例の中国人に売るんです。ここ最近だと約100台は入荷しました。その転売だけで100万円以上の利益が出ています」

山のように積み上げられた転売用マスク7000枚 ©文藝春秋

「罪悪感はない。やったもん勝ち」

 実際にマスクが手に入らず困っている人も多いが、A氏は「罪悪感はない」と断言する。

「僕の意見は、弱肉強食というか、やったもん勝ちというか。本当に欲しいなら努力してでも買うべきだと思います。転売を叩く人もいますけど、需要と供給で成り立っている世界ですから。申し訳ないですけど、罪悪感はあんまりない。転売を否定してしまったら、世の中おかしなことになるんじゃないかなと思います。スーパーなどの販売と一緒。言わせてもらえれば、スーパーで『この大根、100円で売ってるけど原価いくらやねん』という感じですし、それに文句言い始めても仕方ないですよね」

 A氏に悪びれる様子はまったくない。だが、こうした転売ヤーたちが荒稼ぎをしている現実に、違和感を覚えている日本人は多いのではないか。

転売ヤーを直撃インタビュー ©文藝春秋

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