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「休校根拠も曖昧 首相会見」
ギョッとしたのは「休校根拠も曖昧 首相会見」(毎日新聞3月1日)。
もともと与党からは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国民の不安が広がり「首相が説明すべきだ」との声が噴出していたが、
《首相官邸は「応じられない」と突っぱね続けた。》
なぜなら、
《衆院での来年度予算案審議の最中に、質問でウイルス対策のみならず桜を見る会や東京高検検事長の定年延長問題まで及べばダメージを受けかねないと政権が懸念したためだ。》
ああ、ここで「桜を見る会」が……。やはりすべて繋がっているのだ。
桜やモリカケは「もっと大事な問題があるだろう」でごまかしてきたが、コロナという大事な問題が出てきてしまった。対峙しなければいけなくなってしまった。
そのなかでできることと言えば、なかなか会見をしない、過程を言わない、説明をしないという「対策」だったのだろう。
しかし国民は注視している。いよいよ疑問を抱いている。
桜を見る会の前夜祭の明細書はなぜか出てこないが、首相は今、この7年間の振る舞いの「明細書」を突きつけられているといえまいか。