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JR中央線の“最果て”といえばドコ?――“ナゾの終着駅”「豊田」には何がある?

「中央線に残された最後の桃源郷か」

2020/03/16

 東京西部、いわゆる“多摩地区”と呼ばれる方面へ一直線に走るJR中央線。改めて説明するまでもないくらいの、首都圏を代表する通勤路線である。で、この中央線、ずっと乗っていくとどんなところにたどり着くと思うか。筆者の周りの人たちに尋ねてみた。すると、日常的に中央線を使っている人からは「高尾」「大月」「特急乗ったら甲府とか松本でしょ」などと返ってくる。

「中央線はどこにたどり着く?」あなたのイメージはどのあたりだろうか

 対して、中央線にはあまり馴染みがない皆様は「立川」「八王子も中央線だよね」といった按配である。中には“バカなことを聞くな”といった顔をしながら「吉祥寺!」と答えてくれた人もいた。吉祥寺なんて新宿から15分くらいで着きますよ。

新宿駅から30分ほどで到着する「立川駅」
新宿駅から40分ほどの「八王子駅」

“ナゾの終着駅”「豊田」はどこにある?

 それはともかく、通勤電車としての中央線の“果て”は、中央線ユーザーにとっては高尾・大月、非ユーザーにとっては立川・八王子あたりということなのだろう。立川や八王子の皆様からのお怒りの声が聞こえてきそうだが、いやいや忘れてはいまいかあの駅を。そう、中央線がやたらと“終点”としていることでおなじみの豊田駅である。以前、文春オンラインで大月駅を訪問したが、それとは別のもうひとつの終着駅・豊田駅である。いったい豊田駅ってどこにあるのだろうか……。

中央線の“ナゾの終着駅”「豊田」には何がある?

 というような話を文春オンラインの編集氏としていたら「上京したての頃、豊田行きの電車を見た時に、クルマのトヨタの豊田市だと思って『さすが中央線、すげえところまで行くんだな』と思ったんですよ」などと言われた。もちろんトヨタの豊田市は愛知県にあって、中央線にいくら乗り続けても行くことはできない(中央線自体は最終的に愛知県までつながっているが豊田市は通らない。それにあっちは“トヨタ”、こっちは“トヨダ”である)。だから何を馬鹿げたことを言うんだとツッコミたくなるところだ。ところが、改めて豊田駅がどこにあるかと問われると、筆者も答えられないのだ。八王子より先にあるのかどうかも正直なところ覚束ないくらいだ。ならば、行ってみるしかないだろう。