文春オンライン

売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状

2020/04/04
note

6月いっぱいまでなら、なんとかなるが……

──激減したとはいえ、売り上げも一応あるし、日給保証があるわけでもない。キャバクラなどに比べると、コロナによるデリヘルのダメージは少なそうですが……。 

飯島さん なんとか持ちこたえているだけです。確かに、いまキャバクラは一番厳しいでしょう。家賃が桁違いに高いうえ、お客さんが来なくても出勤する女の子には保証を支払わないといけませんから。休業して全員クビにしたら、今度は店が再開できなくなります。風俗店も店舗型のほうがつらいでしょう。しかし、デリヘルには借金したくても貸してくれるところがありません。いまの状態が長引けばうちの店も厳しくなります。 

──率直にいって、いつごろまで持ちこたえられそうですか? 

ADVERTISEMENT

飯島さん 6月いっぱいまでなら、なんとかなります。それ以上になると色々考える必要が出てくるでしょう。いま7〜8人いる男性従業員のうち、何人かは解雇せざるを得なくなります。申しわけないのですが、生き残るにはそうする以外に方法がありません。 

売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー