「Nintendo Switch」入荷のたびに転売ヤーが店頭に殺到
「記事では秋葉原店や上野店のパニック寸前の様子が写されていますが、転売ヤーが殺到するのは、この2店舗だけではありません。都内の大規模店舗には常に転売ヤーがいる。僕らは日用家電が本当に必要な人たちのために営業を続けているわけで、感染のリスクがある現在でも店頭に立つのは、そういう自負があるからなんです。
しかし現状は、『Nintendo Switch』の入荷のたびに転売ヤーが店頭に殺到し、“超3密”状態が発生する。感染の可能性を結果的に上げてしまっているんです。忸怩たる思いですよ」(ヨドバシカメラ関係者)
ヨドバシカメラ「マルチメディア横浜店」では、スタッフ1人の感染が判明。4月9日の夜から急きょ店舗を休業としている。同日、HPでこう発表した。
〈当4月9日に、弊社『ヨドバシカメラマルチメディア横浜店(以下同店)』(横浜市西区北幸1丁目)に、販売商品のメーカーから販売促進員として同店の売り場に来て前3月まで活動されていた方の1名が、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応が出た、という事実が判明いたしました〉(4月9日付、株式会社ヨドバシカメラ公式HPより)
「この発表を聞いた私の周囲の社員らからは、『やっと公表したのか』という声が上がっていました。というのも、すでに社内では《いくつかの大規模店舗でコロナの感染者がいる》という噂が広まっていたからです。会社は、横浜店での感染の事実を把握したのはあくまで4月9日であり、『確認が遅くなった』という言い方をしていますが、ツイッターでは4月8日の時点で『感染者判明』という内部告発が相次いだ。これでは会社が知らなかったでは済まされません」(同前)