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止まらない昭恵夫人の大分旅行 騒動のカギは「思想」「スピリチュアル志向」か

なぜ今、「宇佐神宮」参拝だったのか?

2020/04/21

『どこかへ行こうと』昭恵夫人が安倍首相“コロナ警戒発言”翌日に大分旅行

「週刊文春」の記事。またしても昭恵さんホームラン。

2019年8月、フランスで開催されたG7ビアリッツ・サミットに同行した昭恵夫人 ©ロイター/AFLO

 安倍首相が新型コロナウイルスから「自らの身を守る行動を」と警戒を呼びかけた翌日に旅行というのもすごいが、読みふけってしまったのは旅行の内容である。「ドクタードルフィン」を自称する医師の松久正氏が主催する〈神ドクター降臨 in Oita〉というツアー。昭恵さんは、大分県宇佐市の「宇佐神宮」参拝のみ合流したと松久氏が証言している。

©文藝春秋

 この松久氏は、

〈ドクタードルフィンの超高次元医学(診療)では、薬や手術というものを一切使いません。患者自身で問題(人生も身体も)を修復する能力を最大限に発揮させます〉

 という「診療方針」らしい。新型コロナウイルスについては、

〈不安と恐怖が、ウィルスに対する愛と感謝に変わった途端、ウィルスは、目の前で、ブラックホールから、突然、喜んで、消え去ります〉

 とフェイスブックで述べているという。どうやらこれが昭恵夫人に響いたっぽい。

 昭恵さんの神出鬼没で不特定の人と接触する行動は今こそ政府として対策を取るべきだと私は以前から主張しているが、今回改めて気になったのは昭恵さんの「思想」「スピリチュアル志向」である。そこに一連の昭恵夫人騒動や事件の本当のカギがあるのではないか?

朝日新聞「安倍昭恵氏の思想とは」

 過去の新聞記事を探してみた。私の「昭恵さんスクラップ」からこちらの記事を紹介したい。

「安倍昭恵氏の思想とは」(朝日新聞2017年4月6日)

 ズバリである。これが書かれたのは昭恵さんが森友学園への関与で注目されていた頃。注目したいのは「文化・文芸」欄で特集されていること!

 というのも森友問題の前まで昭恵さんはよく「家庭内野党」と言われていた。今となっては目頭が熱くなる懐かしいフレーズだが、

《脱原発に共鳴し、巨大防潮堤の建設に疑問を呈し、有機農法に取り組む。左派的イメージの言動で、右派的な夫との〈違い〉が注目されてきた昭恵氏。》(朝日・同)

「桜を見る会」での昭恵夫人 ©文藝春秋

 たしかにそうだった。しかし森友をきっかけに論壇では昭恵さんの思想に新たな角度から光が当てられているという。だから「文化・文芸」欄なのである。

《焦点は、スピリチュアルへの傾斜と国粋的な傾向とが共存しているように見える点だ。》(朝日・同)