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美智子さまに「触っても……」2年前の“蚕”が紡いだ雅子さま復活のストーリー

2020/05/12
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 雅子皇后は昨年12月の誕生日に際して文書を発表された。文書に雅子皇后はこう綴られた。

「上皇后陛下には、平成の御代の間、皇后としてのお務めを果たされながら、上皇陛下を常にお傍でお助けになり、上皇陛下のお力になってこられました。上皇后陛下には、今年ご手術をお受けになり、ご案じ申し上げましたが、上皇上皇后両陛下には、これからもくれぐれもお体を大切になさり、永くお元気にお過ごしになりますよう、心よりお祈り申し上げます。そして、ご譲位後も私たちの歩みを温かくお見守りいただいてきましたことに深く感謝申し上げます。

 天皇陛下には、お忙しい中でもいつも私の体調をお気遣い下さいますことに心より感謝申し上げます。私も、天皇陛下のお務めの重さを常に心にとどめ、陛下をお傍でお助けできますように健康の一層の快復に努めながら、皇后としての務めを果たし、陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたいと思っております」

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饗宴の儀での天皇皇后(2019年10月、宮殿・豊明の間) ©JMPA

皇后のお務めをしっかり継承する“決意表明”

 前出の宮内庁関係者は文書をこう読んだ。

「この文面は、上皇后陛下の果たされてきた、今回の御養蚕をはじめとする多くのお務めを、皇后陛下がしっかり継承することで天皇陛下をお支えしていくという、“決意表明”だと受け止めた宮内庁職員は少なくないと思います。そのうえで、天皇・皇后両陛下で新たな令和流のご公務を開拓されていくということなのだと思います」(同前)

 雅子皇后がこれから切り拓かれていく令和流とは、果たしてどのようなものになるのか。多くの国民が注目している。

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