最大の特徴は「SHARP」のロゴ
箱を開けるとマスクが25枚ずつに分けられて袋に入っていた。個包装はされておらず、一般的な不織布マスクと大きな違いはない。
シャープ製マスクの最大の特徴は「SHARP」のロゴが記載されている点。もしも濃い文字でロゴが印字されていたら「我はシャープのマスクに当選した者なり」という強めの主張になってしまう。しかし実物は、光に透かすと文字が読める仕様になっており、あまり目立つものではなかった。
ちなみに「SHARP」のロゴは、当選を主張するためのものではない。不織布マスクは、外に出る面(表)と肌に触れる面(裏)を間違えてしまうと、本来の“飛沫対策”が不十分になるといわれている。
しかも、不織布マスクの正しい装着法はメーカーによって異なるので、マスクをする前に説明書きを確認しなければならない。「SHARP」のロゴは、表裏がわかるようにするためのものだったのだ。ちなみに、正面から見て「SHARP」と読めるのが正しい装着方法。
実際にマスクをつけてみると、女性である筆者には少々大きめの印象だった。イメージ的には、小池百合子都知事が会見時に使用している手作り布マスクと同じくらいの比率。小顔効果は期待できるが、側面にやや隙間ができた。
また、SHARPのロゴは、プリーツを伸ばしてアゴまで覆うと、正面からはほとんど見えなくなった。自己申告しないかぎりシャープ製がバレる可能性は低そうだ。
今回のシャープのマスク争奪戦に参加して感じたのは、まだまだマスクの需要はおさまりそうにない、ということ。購入の目的はさまざまなのだろうが、抽選のページにすらつながらないのは驚きだった。
同社の公式ツイッターは5月3日に「家電メーカーのシャープ、107年の歴史で最大のヒット商品がマスクになってしまいそうな感じ、複雑な気持ち。」と投稿している。
家電メーカーのシャープ、107年の歴史で最大のヒット商品がマスクになってしまいそうな感じ、複雑な気持ち。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) May 3, 2020
現在、週に1度のペースでシャープはマスクの抽選販売を実施している。1度外れてしまっても、応募さえしていれば2回目、3回目とスライドで抽選に申し込まれる仕組みだという。初回に比べれば当選する確率は上がっているはずなので、ぜひ挑戦してみてほしい。