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この20年、閉塞感が半端ない状況に陥っている原因
そういう状況はみんな自覚しているから、総論では改革だ革命だと叫ぶんですよね。何かを変えてくれるかもしれないと小池百合子女史に投票し、現状を打開して欲しいと願う。あるいは安倍政権に、司法制度改革に、税と社会保障の一体改革に、一縷の望みを託すのです。でも、実際に起きていることはさらなる混乱であり、とどめようのない低迷であり、うすぼんやりとした希望に過ぎないのでしょう。日本人が「また敗戦の焼け野原からやり直せればいいや」と割り切れればいいのかもしれませんけど、この20年、改革の必要性を叫びながらずるずると後退して閉塞感が半端ない状況に陥っているのは、私たち日本人が昨日より良い明日が来るために何ができるのかあまりきちんと考えずに空気を読みながら日々を汲々と生きて、誰か改革者が出てきて一夜にして世の中を良い方向へ変えてくれることを期待してしまったからなんじゃないかと思うんですよね。
そしてそんな神風など吹かず、偉大な指導者が出てくるはずもなく、空気を読む現場の日本人に相応しい程度の人間しか政治でリーダーシップを揮えないという状況なのでしょう。きっと、先の大戦もこういう敗戦ムードをひしひしと感じながら、ひたすらクビをすぼめて生きていたんじゃないかと思うんですよ。もうこの状況は止められないし、誰についていったらいいのかも分からない。なんかそれっぽい人が出てきたら飛びついちゃうって感じなんでしょうか。
そういう私も一年前の都知事選では小池百合子女史に投票しました。
本当に申し訳ございませんでした。