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中学生のときに、初めてできた男友達に恋をした

 中学に進んだ彼は、同級生からいじめを受けるように。クラスメイトから「オカマ」と呼ばれて、辛い日々を過ごします。そんな中、唯一仲良くすることができたのは、隣のクラスの転校生・司でした。

『僕が夫に出会うまで』第2話より。© 文藝春秋

 初めて信頼でき、心を開ける友人ができた……。司に会うために学校に通い続けます。

『僕が夫に出会うまで』第2話より。© 文藝春秋

 司は、少年が周囲から「オカマ」と呼ばれていることに疑問をもちながらも、彼と仲良くし続けます。そんな司の態度を嬉しく思いながら、少年は「女だったら、司は僕を異性として好きになってくれたはず」と複雑な思いを抱きます。そんな中、

『僕が夫に出会うまで』第2話より。© 文藝春秋

 司に彼女ができたことを知り、ショックを受けます。二人が別れることを毎日願いながら、「男の僕が男を好きになるのは絶対に変」という確信を強めていきます。

 結局、司と彼女の関係は中学卒業後もしばらく続き、少年は苦すぎる初恋と失恋を経験します。