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充実した高校生活。好きな人との温泉は「拷問」だった

『僕が夫に出会うまで』第3話より。© 文藝春秋

 高校生になった彼は、中学時代から一転、男女問わず大勢の友達にめぐまれます。ひょんなことから同級生の長谷川こと「ハセ」と仲良くなり、気づいたときには友達以上の関係を望むようになっていました。

『僕が夫に出会うまで』第3話より。© 文藝春秋

 しかし、当然ハセに想いを伝えることはできず……一緒に温泉に入ったときも、ハセの前で変に緊張しないよう、自分が男が好きなことがバレないように耐え続けます。

『僕が夫に出会うまで』第3話より。© 文藝春秋

 温泉の帰り道、友人たちと「恋バナ」で盛り上がります。ハセは自分が「津田さん」という女子生徒が好きなことを認めながらも、「七崎が女だったら、俺たち付き合ってたよな」と言います。

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 それは嬉しくもあり、「男のお前とは付き合えない」とはっきり告げられた瞬間でもありました。
 自分が男に生まれたことに悔いはない……けれど、ハセと付き合えない事実に苦しみます。

 このマンガの主人公である七崎さんが、自分自身を認め、将来のパートナーに出会うまでにはまだ長い道のりがあるのでした……。
 6月10日(水)に公開予定の第4話では、ハセとの関係の変化と、高校卒業後、上京して一人暮らしを始めた七崎さんが描かれます。

 第1話~第3話を読むにはこちらから。原作も合わせてお楽しみください。

僕が夫に出会うまで (文春e-Books)

七崎 良輔

文藝春秋

2019年5月28日 発売