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2020/05/15

 二つ目の肝は、検査を受ける前に「医師の診断を受けること」だ。風邪症状を引き起こすウイルスは200種類以上あるとされており、コロナを疑う症状だったとしても、細菌感染症など別の病気の可能性もある。コロナだと自己判断してしまうと適切な治療を受けられない恐れがある。

 また、PCR検査は「陰性」と判定されても、実際には感染している「偽陰性」が3割以上の確率であるとされている。したがって、検査を受けて陰性だったからといって、感染していない証明にはならない。

 ただし、医師が「感染している確率が高い」と判断した人に検査を行えば、陽性と出た人を真の陽性と解釈できる診断確率が上がることがわかっている。つまり、「検査」を受ける前に、しっかりと医師の「診断」を受けることが大切なのだ。

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「呼吸数」のチェックが重要!

 三つ目の肝が、重症化する徴候を見逃さないようにすることだ。そのために徳田医師がすすめるのが「健康日記」をつけること。とくに重要なのが「呼吸数」で、健康な成人の場合、安静時に毎分12~20回とされる呼吸数を超えていると、肺炎にかかっている可能性がある。

 また、慢性閉塞性肺疾患や認知症患者など、肺炎が進んでいても自覚しにくい人は、血中酸素飽和度(SpO2)を測定する「パルスオキシメーター」の活用も徳田医師は推奨する。これを使えば、呼吸機能の状態を客観的な数字で捉えることができる

 健康日記などでバイタルサインを毎日チェックし、危険な兆候に気づいたら、すぐに医療機関に連絡して救急車等で運んでもらうようにしたほうがいい。このような臨機応変な対応が、致命的な結果を避けるためにも重要だと言えるだろう。

出典:「文藝春秋」6月号

 コロナの感染拡大を阻止し、コロナに打ち勝つには、一人一人の行動にかかっている。詳しくは、「文藝春秋」2020年6月号および「文藝春秋digital」の徳田安春「『私もコロナ?』と思った時の7カ条」をお読みいただきたい。

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