――個人の場合は?
今のところ直接関係ないのですが、今後ショートメールやメールを使った攻撃が行われる可能性があるのでご注意いただきたい。例えば「○○からの警告メールです」などのメールがくる場合がありますが、そこに書かれたリンクは押さないでください。本物か偽物か判断する必要はありません。本物であってもリンクは押さないという気持ちでいてください。それで不安な場合は、検索して本物のサイトに行ってください。
――本物か偽物かを見抜く方法が重要なのでは?
本物か偽物かを見抜く方法は一定のリテラシーが必要となってくるので、あらゆる人向けとはいえないでしょう。でも今回の場合は、「.tk」「.ml」「.ga」「.cf」「.gq」、この5つのドメインを使っている場合は怪しいと考えていいでしょう。しかし「.jp」や「.co.jp」なら安心というわけではありません。これらを使う「偽サイト」も非常に多いので注意が必要です。
――犯人はどんな人?集団なのか個人なのか?
痕跡が何もないので何とも言えないのですが、文字コードの切り替えがうまくいっていない部分が見つかっています。日本でしか通用しない文字コードを使っているページの「偽サイト」で文字化けが起きているのです。ですので、もしかしたら日本語の扱いに慣れていない人がかかわっているのかもしれません。
目的も誰が作ったのかも分からないところが、また不気味…。
「偽サイト」が今後何に使われるのかは全くの未知数だが、大量の偽サイトが出現していることは確かなのでどうかご注意していただきたい。