東京アラート、終了~。
「何の意味あったの?」という都民の声も(東京新聞6月13日)。
赤く点灯したレインボーブリッジ見たさでむしろ人出が増えていたというしなぁ。
となるとこんなツッコミだって出てくる。
《東京アラート解除と、再選出馬表明のタイミングが重なったことで、小池氏の公式ツイッターには「選挙活動」「パフォーマンス」とコロナ対策の政治利用を批判する投稿が相次いだ。》(朝日新聞6月13日)
東京アラート「話題になったことが意義」
それだけじゃあない。小池都知事が言ってた「ロードマップ」とは自身の都知事選出馬へ向けてのロードマップであり、「ステップ1」とか「2」は出馬表明へ向けてのステップだったの? と私も茶々を入れたくなります。
しかし、このあたりのことは政治家・小池百合子を考えるととても大事な点でもある。例を示していこう。
11日におこなわれた知事会見で「東京アラートの効果について」という質問に対し小池都知事は、
「話題になったことが意義」と答えていた。
これって政治家・小池百合子のこれまでの手法、やり口そのままではないか。
「それはAI(人工知能)だからです」
小池氏の政治家人生は一言でいうと「小さな業績、大きな混乱」だ。このフレーズは『女帝 小池百合子』(石井妙子)で防衛大臣時代(2007年)を振り返ったところで書かれているが、直近4年間の都政を振り返っても全く同じ。
たとえば小池氏は4年前の公約に「都政の透明化」を掲げていた。そして築地から豊洲への市場移転問題。
この2つ、どうなったか?
「築地は守る、豊洲は活かす」
毎日新聞の記者が「財源や運営費を検討した記録が都に残っていない。最終判断が知事と顧問団の『密室』で下され、情報公開の方針に逆行する」と指摘すると、
《小池氏は「情報、文書が不存在であると。それはAI(人工知能)だからです」と述べ、報道陣を戸惑わせた。》(「検証・小池流」東京新聞2020年6月12日)
え、今なんつった?
《「最後の決めは人工知能、つまり政策決定者である私が決めたということ。文章としては残していない」。公約に矛盾しかねない説明。「政策決定のプロセスが不透明」との指摘が相次いだ。》(東京新聞・同)
それなら次の都知事はAIがやればいいと思うが、何よりハッタリが凄すぎませんか? 言葉が適当過ぎてツッコミを機能させないという手口。
これは他の公約にも言える。