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■Q6 未成年者の飲酒行為は本当に処罰されるのか?
ドラマの序盤、未成年だったイソとグンスは、偽の身分証で「タンバム」で酒を飲んでいるところで警察官の取り締まりにあってしまう。その結果、イソたちはまもなく釈放されるが、未成年に酒を飲ませたことを理由に「タンバム」は営業停止2カ月という行政命令を受ける。この一見重すぎるようにも感じる店の処分は現実でも起こるのか。
結論から言えば、一部では事実であり、事実でない部分もある。韓国では未成年者の喫煙行為、飲酒行為、酒場などの出入り制限区域に出入りする行為などは厳しく処罰されている。
ドラマでの設定のように、未成年者の客を迎えた店舗は60日間の営業停止となり、2回目の摘発時には180日の営業停止、3回目の摘発時には営業許可が取り消される。それだけではない。未成年者を伴った客に酒を売る行為も同じ処罰を受ける。つまり、未成年者が酒を飲まなくても、未成年者がいる席に酒を売ったという理由だけでも処罰対象になるのだ。
一方、イソのように、飲み屋に出入りした未成年者は法的制裁を受けない。このため、他人の身分証を借りたり、飲酒用の偽の身分証を作ったりして、酒場に出入りする未成年者が続出している。
そこで2019年6月、食品衛生法が改正され、店側が偽造・変造の身分証を見せられるなど、未成年者であることを認識せずに酒を販売した事情が認められれば、店主に対する制裁処分が免除されるようになった。ドラマで「タンバム」が営業禁止になったのは2016年の設定。いまの法律が適用されていれば営業中止にならずに済んだはずだ。