「合宿所に男を連れ込んで」発言が決定打に
翌7月4日にミナがインスタグラムで明かしたところによると、8回目の投稿の後でジミンを含むメンバー全員とマネージャーがミナを訪問。ジミンは「自分が死ねばいいのか」と騒いだりもしたが、結局ミナへの謝罪を伝えたという。これを受けてミナは9回目の投稿で、「私も落ち着いて根気よく治療を受けながら努力し、もうこんな騒動を起こさないようにします」と宣言。こうして前日からのイジメ騒ぎは、いったん落ち着いたかに見えた。
そこからまた事態を再燃させたのは、ジミンが同日公開した謝罪メッセージだ。「世間を騒がせて申しわけない」と言いつつ自分への謝罪がないことに腹を立てたミナは、「昨日私が正しい道へ進むためだったと言ったけど、そんな人が合宿所に男を連れ込んでセ○○スしたの? まず自分が正しいことをしなさい」と、致命的なスキャンダルを暴露してしまった。
AOAが所属する芸能事務所FNCエンターテインメントは4日の夜遅く、「ジミンは本時刻をもってAOAを脱退し、一切の芸能活動を中断することを決定した」と発表。素早い処分で事態の収拾を図った格好だが、決定的なイメージダウンに加えてリーダーを失ったグループの将来は、もうお先真っ暗らしい。
KARAや少女時代にも噂はあったが…
K-POP業界ではこれまで、アイドルグループ内のイジメがたびたび取り沙汰されてきた。事務所がメンバーを寄せ集めてグループに仕立てるのでそもそもの結束が不安定、メンバーごとの人気や個人収入に格差が生じるため人間関係にヒビが入りやすい、などが主な背景とされている。
ただしどういうわけかアイドルのイジメといえば、これまで話題の中心となってきたのはもっぱら女性グループだ。古くは1998年デビューのFin.K.Lや2001年デビューのJEWELRY、またちょうど10年前に日本で旋風を巻き起こしたKARAや少女時代、あるいは同時期に韓国で一世を風靡したWonder Girls、AFTERSCHOOLなども、何かにつけてイジメが囁かれてきた。
その大半は他愛のない噂にすぎなかったようだが、メンバー間のイジメ疑惑が連日メディアをにぎわす大問題に発展したグループもある。2009年に5人組でデビュー、2011年には日本へも進出したT-ARAがそうだ。