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2020/07/14

人気絶頂から転落したT-ARA

 当時有数の人気を誇っていたT-ARAがイジメ疑惑に見舞われたのは、2012年7月のこと。音楽番組収録中に足を負傷したメンバーのファヨンに対し、ほかのメンバーたちがSNSで非難をほのめかすコメントを投稿したのが始まりだ。ファンの間ではすぐグループ内のイジメとして大きな騒ぎとなったが、所属事務所は同月末にファヨンとの契約解除を発表。これが巷の大きな批判を招き、飛ぶ鳥を落とす勢いだったグループの人気は下降の一途を辿った。

イジメ疑惑から人気が下降したT-ARA ©︎AFLO

 韓国ではちょうど前年の中学生自殺事件などを機に、校内暴力やイジメが社会問題として大きな注目を集めていた時期。そうしたなかで10代に絶大な人気を誇ったT-ARAのイジメ疑惑は、芸能ゴシップの枠を超えて大きな社会的関心を集めたわけだ。

 ただし2017年にはT-ARAの元スタッフを名乗る人物が、ファヨンとその双子の姉がほかのメンバーを脅迫するなど問題行動を重ねていたと主張したりもしている。事実なら事務所がファヨンを追い出したのは正しかったことになるが、いずれにせよグループにとっては後の祭りだった。

AOAもイジメで消えるのか

 T-ARAの前例からもうかがえる通り、韓国のアイドルにとってイジメはとりわけ厳しい視線に晒されるスキャンダルのようだ。今回の一件を受けて、AOAはミナ以外の元メンバー2人もイジメが脱退の原因らしいとの情報がネットに飛び交っている。またジミン脱退後に残ったメンバーまで、「イジメを傍観していたのでは」との批判に晒されている有様だ。

 そうでなくても女性アイドルグループとしての寿命に限界が見え始めていたAOAは、もう事実上の解散となるのではと囁かれている。9月に予定されていたイベントへの参加も、すでに取り消しが告知された。華やかなK-POPのステージも、その裏舞台に足をすくわれるリスクを常に抱えているようだ。

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