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堀越学園の担任と交わした約束「なんとか卒業しようね」
三浦さんは1997年にNHK連続テレビ小説「あぐり」に子役として出演し芸能界デビュー。2007年に公開された映画『恋空』で主演を務め、17歳で「第31回日本アカデミー賞・新人俳優賞」を受賞したことがブレイクポイントになり、その後は急激に活躍の場が広がっていった。
その時期の三浦さんを支えていたのが、堀越高校で3年間三浦さんの担任を務めた恩師・熊沢敬一郎氏だ。数多くの芸能人を輩出している堀越学園で、山瀬まみ、市川海老蔵、尾上松也、中村七之助ら、数多くの有名芸能人を輩出したクラスを受け持ってきた。
「同僚から聞いて、ただただびっくりしています。真面目で実直でとてもいい子でした。私は彼のクラス担任を3年間通して受け持ちました。入学から卒業までというのは彼の代だけだったので、自分のなかでもとても印象深い生徒です。
春馬君が1年生のときは、まだそれほど仕事は多くなかったんです。ですが3年生になると仕事が増えてきて、どんどんメジャーになっていきました。でもそのうち忙しくなり過ぎてしまって、出席日数が足りなくなってしまった。春馬君とは『なんとか卒業しようね』と話したことを覚えています。彼も、忙しくても補習をしっかり受けて、卒業のために二人三脚で頑張ったんですよ。クラスのなかでも、一番の売れっ子になってくれていたのに……」