最後に見た明るい姿と「先生、観に来てください!」
忙しい合間を縫って、三浦さんがクラス会に参加することもあったという。卒業後も熊沢氏と三浦さんとの交流は続いていた。熊沢氏が最後に三浦さんと会ったのは昨年のことだ。
「昨年、春馬君が出演していたミュージカル『キンキーブーツ』を観たいと話したら、『熊沢先生、観に来てください!』って彼がわざわざチケットを用意してくれたんです。公演後に楽屋で会って、『元気かい?』『よかったよ』とか他愛もない話をしましたが、彼はとても明るく元気そうに見えました。ですが、春馬君とはその時が最後になってしまいました。今、春馬君に対しては安らかに……という言葉だけです」
三浦さんを知る同級生の保護者も驚きと困惑を隠せない様子でこう語った。
「春馬君は爽やかでいい子だと、当時から親御さんの中でも評判がよかったんですよ。もちろん活躍されている方なので、目立っていました。卒業式でメディアのインタビューを受けていたのが、とても印象に残っています。でも、有名だからといって変に気取ることはなく、素敵な方でしたよ。自殺なんてするような子じゃなかった。ニュースを見た今でも信じています」
突然の訃報は、芸能界にも波紋を広げ続けている。堀越学園の同級生だった俳優の鮎川太陽は自身のTwitterで悲しみの声を上げた。
《春馬 なんでだよ どうしてだよ 3年間共に過ごした友達じゃねえか。何度もノート貸してやったじゃねーか ラーメン食ったじゃねーか 一緒にカラオケ行ったじゃねーか 連絡してやればよかった 話聞けばよかった 一緒に呑めばよかった。いつか同じ板の上にって、…気づいてやれなくてごめん》
多くの人から愛された三浦さん。訃報のショックの大きさは計り知れない。
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