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毎日6000人が来店、買わないのに商品触りまくり……どうすれば感染が怖くなくなる?――中野信子の人生相談

あなたのお悩み、脳が解決できるかも?

2020/07/26
note

 この悲劇の医師についてはウィキペディアなどにも掲載されていますので、「感染症が流行っています。公衆衛生の研究者であるセンメルヴェイスに敬意を表し、我々も手洗い消毒をしっかり行い、売り場を清潔に保つことを心がけています」という趣意のポスターをでかでかと掲示するのはいかがでしょうか。「賛同しないあなた、素晴らしい医学者の言ってることを無視してバカにし、リンチで殺した愚かな奴らと同類ですぜ」と無言の圧をかけるのです。

「触るな」という貼り紙では角が立つでしょうが、来店する皆さんの誇りや、みんなのためにという気持ちを刺激する方向でご協力をお願いするという形なら、受け入れられやすくなるでしょう。センメルヴェイスの肖像はちょっとクラシックな雰囲気でカッコいいので、家具の売り場のイメージも損なわないと思います。

©iStock.com

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みなさまのお悩みを woman@bunshun.co.jp(件名を「中野信子人生相談」に)もしくは〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3-23「週刊文春WOMAN」編集部「中野信子の人生相談」係までお寄せください。匿名でもかまいませんが、「年齢・性別・職業・配偶者の有無」をお書き添えください。

text:Atsuko Komine

毎日6000人が来店、買わないのに商品触りまくり……どうすれば感染が怖くなくなる?――中野信子の人生相談

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