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緊急避妊薬「アフターピル」なぜ日本では手に入りにくい? 薬局販売、未成年無料の国も

 筆者の私は、2年ほど前から低容量ピルを服用しているのですが、先日「休薬期間を設けずに4シート分連続して服用できる」という種類のピルに切り替えました。単純に計算して毎月来ていた生理が年に3回しか来ないということで、格段に生活しやすくなるのでは、と期待しています。

 ところで、そのシートは1枚約3000円。病院によって、また初診と再診によってで値段は若干違うようですが、だいたい他の低容量ピルに関しても相場は2000~3000円くらいが目安です。1年間服用を続けるには、3万6000円かかる計算です。

 この値段、高いと感じますか?安いと感じますか?

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 私が初めてピルを使い出したときは、もちろん経済的に負担ではありますが、正直もっと高額であることを想像していたので「案外安い…」と考えていました。しかし日本以外の国での例を知るうちに「いや、これってちょっとおかしいのかも…?」と感じるように。

 低容量ピルだけでなく、女性が自分の身体をコントロールするためのもの、たとえば緊急避妊薬(アフターピル)の値段も、そしてアクセスのしやすさも、日本は非常に遅れているという現状があります。

 今回は、そんな日本におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツの問題点に焦点を当てて活動している「#なんでないのプロジェクト」の福田和子さんにお話を伺った漫画をご紹介します。

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