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「お金持ちと結婚して楽したい」というタイプではない

――やはり、お相手は社長などのお金持ちの方なのですか?

上原 ネットで、「また社長では?」って言われてましたよね。でも私が結婚していた相手って、公に出ているのは2人。でも、私もう42歳なんで、お付き合いした人は、もっといるわけじゃないですか。その人たちがみんな社長というわけではありません。公になった2回の結婚のイメージで私が「お金が好き」って思われちゃったのかもしれないですけれど、とても居心地悪いです。

「ターミネーター4」のジャパンプレミアに参加した上原さくら(2009年) ©︎AFLO

――上原さんは相手の男性には、お金は求めない?

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上原 私は、相手の男性にお金が無ければ自分が働けばいい、っていうタイプ。みなさんが思うような「お金持ちと結婚して楽したい」というタイプではないです。もちろんお金は大事ですし、お金が嫌いって人はいない。でも、極端な話、お金があってもDVする男性の機嫌とって我慢することなんてできないですよ。年に400万~500万とか、本当にそのくらいの収入でも全然構いません。

 贅沢したい気持ちはないし、足りなければ私も働こうと思います。なんでそんなに「お金大好き」みたいなイメージを持たれたのか……。私が物凄い貧乏に育ったから、お金に執着してるって書かれていることが多い。確かに子どもの頃は裕福ではないですけど、小学校の頃は普通にピアノを習ったり、塾に行ったりするくらいの生活はしていました。

--ご主人との馴れ初めは? どれくらい前から交際されてたんですか?

上原 もともと、大学に通っていた頃からの友人です。結婚を前提に付き合いましょうとなったのは、結婚する半年くらい前からですね。読書とか共通の趣味が多くて、交際しているときに『マチネの終わりに』を買ってお互いに交換して読んで、その後、映画を見に行くとかそんな感じの生活をしています。

©︎文藝春秋

「さくらじゃなきゃ嫌だ」

――プロポーズはどんな言葉だったのですか?

上原 えー、これは内緒でいいんじゃないですか? 誰にも言いたくないです。恥ずかしい。汗かいちゃいました(笑)。ただ、プロポーズの言葉に「私でほんとにいいの?」って返したら、夫がロマンチックなこと言ったんです、「さくらじゃなきゃ嫌だ」みたいな……(笑)。

「よく何度も結婚するよね」って言われます。それについては、まあ、普通に好きな人ができますからね……。私の中には「私なんかと結婚してもいいと思う人なんていない」っていうネガティブな気持ちがあるんですよ。

 そんな中で、結婚前提に付き合って欲しいとか言われたら、「ええ、いいの? 私なんかでいいの?」って気持ちになる。今の夫は、それに応えてくれた。「もういないんじゃないか」っていう気持ちが強くなって、「本当にいいの?」って感じで結婚したんです。