「週刊文春」(1月30日号)が報じた、俳優・東出昌大(31)の9歳下の女優・唐田えりか(22)との不倫スクープ。不倫が始まった当時、妻の杏(33)は第3子妊娠中の身重の体で双子の育児をこなしていた。「子育てについて面倒な世話はすべて杏に任せでほとんど何もせず」、「帰宅すると同時に温かい料理が用意されていないと、ぷいと怒って外に飲みに出てしまう」という東出のモラハラ疑惑も報じられている。
メディアなどで“イクメン”として取り上げられてきた東出の、あまりにイメージとかけ離れた実態に世の女性たちからは非難囂囂。週刊文春デジタルでも「東出・唐田不倫」はなぜ許されないのか 女性たちが激怒する“イクメンヅラ”3つのポイント」で、東出の仕打ちが“働く母親”に対していかに酷い裏切りであるかを考察した。
「東出の息が詰まる気持ちはわかる」
しかし一方でSNSを中心に、夫たちから東出に対して小さな共感の声も上がっているのだ。
「妻の東出への怒りが回り回って俺に向いている」
「しっかり者の妻に息が詰まる気持ちはわかる。優しくされたいのだろう」
「家にいるときはイクメンを演じなきゃいけないし、稼ぎも保っていかなければならないプレッシャーもある。東出のように飲み歩きたくなる気持ちはわかる」
東出批判が他人事と思えない夫たち
一部の男性は、東出への批判を他人事として思えないようだ。家族社会学が専門の兵庫教育大学大学院学校教育研究科の永田夏来氏が、その背景にある問題を解説する。
「東出・杏夫妻は2人とも芸能界で活躍する”ダブルインカム”の夫婦です。共働きが多くなり、家事や育児を協業する現代の若い夫婦にとっては、自分たちとどこか重なる所のある夫婦なのでしょう。しかし今時の夫婦といっても、フェアな関係を構築できていないケースもまだまだ多い。東出さんに共感する男性たちには『イクメンと胸を張っていうほど育児ができていない』『家事負担はなんだかんだ妻に偏っている』という一種のうしろめたさが見え隠れします」