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その3)キータッチは「しっかり押せる」Surfaceに軍配

 キー配列は、iPadはMacとほぼ同じ、SurfaceはWindowsそのもので、両OSに慣れていればおおむね違和感なく使えます。キーピッチはどちらも18.5mmとほぼ互角。キータッチは、iPadはややペコペコとした感触なのに対し、Surfaceはストロークが深く、打鍵感はSurfaceのほうが上です。

iPadはMacの、Surfaceは一般的なWindowsのキー配列にそれぞれ準拠しています。ただしiPadは最上段のファンクションキーが省略されている点に注意。またトラックパッドを備えるのはSurfaceのみです
iPadは「押す」というより「凹ませる」感触で、高速なタイピングは苦手。Surfaceのキーは硬質で、一般的なノートPCに近いキータッチを実現しています

その4)Surfaceは「マウス操作が快適&トラックパッド搭載」 

 iPadは、iPadOS 13.4以降でマウスとトラックパッドが使えるようになりました。ただしマウス操作はまだ完全に最適化されておらずタッチ操作のほうが快適に感じることも多いほか、Smart Keyboardとは別にマウスを用意する必要があります。SurfaceはWindowsそのものということでマウス操作に最適化されており、さらにタイプカバーはトラックパッド搭載とあってマウスなしでも自然な操作が可能です。

iPadはいまのところ、トラックパッドを備えたオプションキーボードは発売されておらず、ポインタの操作にはBluetoothマウスが必要になります。Surfaceはマウスも使えるほか、タイプカバーにはトラックパッドが標準搭載されています

その5)iPadは「他のアプリを参照しながらの入力作業」に難あり

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 両者とも好みのエディタを使ってのテキスト入力が行えますが、iPadはもともとがピュアタブレットゆえ基本的に全画面表示となり、ブラウザや文書を参照しながらの入力作業はかなり面倒です(画面の分割表示機能を使っても並べられる画面は2つまで)。SurfaceはWindowsそのものということでウィンドウ幅の変更も自在、また他のアプリと並べたり重ねたりと柔軟に対応でき、参照しながらの入力作業も容易に行えます。

iPadは原則として全画面表示での作業になります。Surfaceはそうした制限はなくウィンドウのサイズも変更自在で、エディタの幅も気軽に調整できます