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花屋さんとの付き合い方 <上級編>
さて、いい花屋さんを見つけて、オーダーも楽しめるようになったら、次は、花屋さんとコミュニケーションをとって、色々な情報を聞き出してみましょう。花の世界は奥が深く、そこが面白いところなんです。
花をお酒で例えてみると、あなたは最近、日本酒に興味をもったとします。日本酒は各地に酒どころがあり、同じ酒どころでも酒蔵によって味が違います。
さらに日本酒を仕込む水や、お米の品種や磨き具合によっても味が変わるので、自分好みの1本を自力で見つけるのはなかなか至難の業ですよね。そんなときに、お酒のプロであるバーテンダーさんと色々お話をすると、お気に入りのお酒に出合えることも。
花も同じで、バラひとつとっても、品種や産地、さらには農家によって咲き方、品質はさまざま。
花をお酒とするなら、花屋さんはバーテンダーさんのようなものです。ぜひ味方につけて、たくさんの情報を聞き出してみてください。
自分だけのお気に入りの品種や、農家さんを見つけるのも楽しいですよ。
佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)
フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、'19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。テレビ、ラジオ出演のほか伊勢丹メンズ館のディスプレイ装飾など幅広く活躍中。
写真=平松市聖
記事提供:CREA WEB