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7位「白い巨塔」(テレビ朝日系・1967年、1990年、2019年、フジ系・1978年、2003年)

 山崎豊子原作の名作医療ドラマ「白い巨塔」は7位にランクイン。フジテレビ系とテレビ朝日系で何度もリメイクされている本作ですが、その人気から海を越え、2007年には韓国でもドラマ化されています。「日本の医学界の学閥を始めとする問題点を浮き彫りにした」(55・男)、「医学界の暗部を鋭く描いて、見飽きさせない面白さがある。医療関係ドラマの先駆けでエポックメーキング的役割を担った」(70・男)など、熱い声が寄せられています。

 なかでも読者の人気が集まったのは1978年の田宮二郎主演版。次いで人気だった2003年の唐沢寿明主演版とあわせて、それぞれのコメントも紹介します。

■田宮二郎版

1978年版「白い巨塔」主演の田宮二郎 ©︎時事通信社

「白い巨塔の中でも田宮二郎版が一番好き。大学病院の壮絶な出世争い、医療とは何か医者とは何か、生と死を問う社会的ストーリーに子供ながらも魅了された。太地喜和子は妖艶な人だと思った」(53・女)

「とにかく田宮二郎が恰好良く、学力・政治力で這いあがっていく大人の悪い男が恰好良かったです」(59・男)

「田宮二郎他、中村伸郎、小沢栄太郎などの演者に凄みがあり、小説で結論を知っていても、毎回、飲み込まれるような感覚を覚える。田宮二郎が猟銃自殺したことが、余計伝説化に繋がった」(57・男)

「もちろん田宮二郎です。子供の頃、なぜか田宮二郎が好きで親と一緒に観てました。太地喜和子さんがとても妖艶で素敵でした」(53・女)

■唐沢寿明版

「平成版は音楽や視覚的効果を含め、緊張感や人物の対照的な描き方が鮮やかだった。江口洋介さんの病院を訪れ、診断を受ける唐沢さんの演技が絶品だった」(59・男)

「アゥシュビッツのシーンが忘れられない。唐沢さんは抑えた演技も上手い」(50・女)

「山崎豊子作品を読むきっかけになった」(46・女)

「医療ミスという深刻なテーマなのだけど、西田敏行の財前又一が、シリアスなドラマをほっこりさせると言うか、財前親子が登場するシーンは暗いドラマが唯一明るくなって癒された」(53・女)

「文句なしにはまった! 半年クールだったが中だるみもせず緊迫感があった! 結果はわかっているが引き込まれた」(47・男)

「田宮二郎の時も良かったが、唐沢寿明と(愛人役の)黒木瞳のコンビが良かった」(61・男)