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2位「JIN-仁-」(TBS系・2009年、2011年)

 2位は「JIN -仁-」。医療ドラマでありながら時代劇やタイムスリップなど様々な要素が織り込まれた人気作です。村上もとかの漫画を原作に、「ごちそうさん」「義母と娘のブルース」の森下佳子が脚本を担当して、大ヒット。新型コロナウイルスの影響で各局テレビドラマの撮影が延期された際にはいちはやく再放送を決定。昼の時間帯の放送にもかかわらず全6回の放送全てで視聴率2桁を記録し大きな話題を呼びました。MISIAが歌う主題歌「逢いたくていま」も、物語を盛り上げる大きな役割を果たしました。

「JIN -仁-」主演の大沢たかお ©︎文藝春秋

「ドラマの中で江戸時代に『ころり』が流行りましたが、今の『コロナ』と通じるものがあり、いつの時代も疫病との闘いで、人はウイルスと共存していたのだと改めて思いました」(63・女)

「大沢たかおと綾瀬はるかの演技、とりわけ綾瀬はるかの健気さに涙腺が崩壊した」(57・男)

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「数多いタイムスリップ映画の中でも傑作。実存した人物をドラマの中に上手く取り入れている。音楽がまた泣かせてくれます」(69・男)

「医療ドラマと歴史ドラマ両方を楽しめる」(45・男)

「全ての人間がきちんと描かれていて、全ての登場人物に感情移入できる。先が読めない展開にハラハラドキドキ、伏線も素晴らしい。歴史上の人物も多く登場して実話かと思えるほど。幕末の江戸の町の人々や暮らしぶりも興味深かった」(61・女)

「もし、竜馬の暗殺が防げていたら? といった仮定のエピソードが各回にちりばめれていて、楽しめた。仁役の大沢たかおの好演はいうまでもないが、竜馬役の内野聖陽が適役。綾瀬はるか、中谷美紀の美しさの競演にも惹きつけられた」(71・男)

「JIN -仁-」出演の綾瀬はるか ©︎文藝春秋

「タイムスリップものではあるが、その枠におさまらない。当時梅毒で命を落とした女郎を救いたいという原作者の思いが伝わってくる。時空を超えた恋心にも感動した」(58・男)

「ミステリー要素のあるドラマは細かいところを原作で精査したくなる。結末が原作は違うらしいと夫に言われてコミックも読むほどはまった」(55・女)

「最初はトホホな『仁しぇんしぇー』なのに、ガッツのある先生に成長して行くのが面白かった。この作品の後綾瀬はるかが大河ドラマに抜擢されたのも納得の好演」(59・女)

「人を助けることと歴史を変えてしまうことの葛藤に苦しみながら、それでも目の前の患者を一所懸命助ける姿が素晴らしい」(51・男)

「現代社会に通じ、『神は乗り越えられない試練は与えない』という名言を残した。このドラマの放送時だけでなく、再放送を行なった今年を含めて、どれだけ日本人に希望と勇気を与えたことか」(男・60)

「ドラマの内容が現実にある・あったと思わせる描き方と名もない1人の人間が次の時代への命をリレーしていくことの素晴らしさに感動しました」(62・女)