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いまオリックスベンチには、大下誠一郎の大声が必要だ

文春野球コラム ペナントレース2020

2020/09/30

 いやいや、ここまで来ると戸惑いが隠せない。あのオリックスが4カード連続の勝ち越し。しっかりと先発投手に勝ちを付けての4カード連続の勝ち越し。チーム打率があの埼玉西武ライオンズを上回っての4カード連続の勝ち越し。何にせよ4カード連続の勝ち越し。と、5カード目も白星発進。これは開幕当初とはまるで違うチームじゃないか。

 いや、確かに西区千代崎と此花区舞洲でごっそりとメンバーを入れ替えたのだから開幕当初と違うチームで認識に問題は無いのかもしれない。が、それにしてもこの変貌は目を見張る物がある。この勢い、この調子で来シーズンまであと170試合程度健闘すれば「オリックスあるある」の旗艦「来年は絶対優勝する」が現実の物となるかもしれない。長年のオリックスファンがこの状態で戸惑いを隠せる筈がないだろう。

 しかしこの状況でもまだ心配事が尽きないのもまた「オリックスあるある」。来年本当に優勝争いをして球団上層部が変な色気を出してしまったら、再来年は数十億円規模の補強をしてしまうのではないだろうか。とか、モヤとかヒギンスと複数年契約を交わした瞬間に、スタメンからその姿が消えてしまうんじゃないか。とか、中でも目下売り出し中で「声出し番長」の大下誠一郎の声が聞けなくなってしまったら、きっとベンチの雰囲気が開幕当初に逆戻り、まるで開演直前のクラシックコンサートの会場のような、大阪で言う所のシンフォニーホールのような何とも言えない空気になってしまうのではないだろうかとか。いや、きっとそうだ。だからこそ色んな意味で大下の声が必要なんだ。大下よ、絶対にその声を枯らさずに1軍ベンチに居座っておくれ。

育成ドラ6・大下誠一郎

ミュージシャンが色々と考える声のケア

 ならばと、ミュージシャンである自分が色々と声のケアについて考えてみた。そうでないとここが文春野球である必要がない。野球記者のような切り口でオリックスを語っても芸がないので声のケアについて語ってみようじゃないか。となれば先ずは「のど飴」か。大下は既に恩師でもある中嶋聡監督代行から愛情、いや「のど飴」をふんだんに賜っていると聞くが果たして「のど飴」はどうなのか。残念ながら我々ミュージシャンの周りで「のど飴」を愛用しているという話はあまり聞かない。太るからって理由もあるのかも知れないが、一番の理由は行為の割に効果が薄い事なのではないだろうか。

 逆にミュージシャンに愛用者が多いのは「ハチミツ」だろうか。それも「マヌカハニー」というニュージーランドに咲くマヌカの花のハチミツだ。声を商売にしている人はそれこそ歌手もDJもパーソナリティも芸人さんさえも多く愛用しているから、これは本当に良さそうだ。殺菌作用がずば抜けて高く、近代は医療分野でも研究が進められているとか。これは行けるんじゃないか?

 ただ、こちらにも欠点があるとすれば、それは恐ろしく高額という点だろう。「のど飴」の感覚で購入しようとすれば一瞬言葉を失ってしまう。だいたい1瓶が数千円くらいで、UMFという抗菌作用を表す数値が高いものだと1瓶数万円というものも珍しくない。ちなみにそのUMFは+20くらいから「マヌカハニー」の効果が感じられるらしいので、覚悟を決めた読者の方で声をケアしたい方は試しにUMF+20くらいの「マヌカハニー」をポチってみるのも良いのかもしれない。※注、赤ちゃんには殺菌力が強すぎるので与えたらダメですよ。