昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

今年も与田監督の右手がうなる! ドラゴンズ勝手にドラフト予想座談会

文春野球コラム ペナントレース2020

2020/10/03

 ペナントレースも佳境ですが、10月26日のドラフト会議まで1ヶ月を切りました。今年はコロナ禍の影響で開幕が遅れたため、ドラフトもリーグ戦の最中に開催されることになっています。春夏の甲子園大会や社会人野球日本選手権も中止となりましたが、プロ志望高校生合同練習会が開催され、大学や社会人野球も再開し、今年のドラフト候補選手達の情報もかなり出揃ってきました。

「中日スポーツ」を始め、スポーツ新聞各紙でもドラフト関連の記事が増えてきたということで、文春野球でもアマ野球に精通した方をお招きして、「ドラゴンズ勝手にドラフト予想座談会」を開催したいと思います。参加者はスポーツ報知ドラゴンズ担当の長尾隆広記者、スポーツナビ野球担当の加賀一輝さん、そしてカルロス矢吹の3名です。

2019年ドラフト 与田剛監督が石川昂弥の交渉権を獲得した瞬間

矢吹 今日はよろしくお願いします!

長尾&加賀 よろしくお願いします!

矢吹 まだプロ志望届の提出期限前ですし、そこは気にせずに「この選手はドラゴンズに良いと思う!」という選手を挙げていただき、指名順位まで決めたいと思います。まずは長尾さん。ドラフトでの補強ポイントはどこになりそうでしょうか?

長尾 一番は先発も出来る左腕投手。大野雄大の去就に関わらず、不足気味です。次に両翼を守れる外野手。大島、平田、アルモンテ、福田、ここを脅かすくらいの選手が欲しい。最後に、たびたび記事にもなっている、「一芸に秀でた選手」。遠くに飛ばす、足が速い、そういう一つの能力が突き抜けた選手。この辺りがドラフトでの補強ポイントになるでしょうね。ただ、今年は放出する選手がそんなにいないので、選手を指名しても5位くらいまでかな、と思います。

三者が一致したドラフト1位候補とは?

矢吹 では、我々も5位プラス育成まで予想しましょう。それを受けた上で加賀さん、まずは今年のドラフト1位候補選手達を挙げてもらえますか。

加賀 確実に1位で名前が消えそうなのは、投手では早川隆久(早稲田大学)、伊藤大海(苫小牧駒澤大学)、栗林良吏(トヨタ自動車)、山下舜平大(福岡大大濠)。野手では佐藤輝明(近畿大学)、牧秀悟(中央大学)でしょうか。ただ、やっぱり高橋宏斗(中京大中京)がプロ志望届を出すか次第じゃないでしょうかね。とにかく投手としての馬力が凄い、将来のエース候補でしょう。高橋がプロ志望を表明したら1位は彼でいいかなと思います。

矢吹 根尾、石川昂弥と地元出身選手の1位指名が続いていますから、高橋がプロ志望届を出したら行かない道理が無いですよね。それだと社会人ナンバーワン右腕、即戦力として先発も中継ぎも期待できる栗林も候補に上がると思います。長尾さんの1位予想は誰でしょう?

長尾 おっしゃる通り、地元優先が続いているので、プロ志望届を出すなら高橋だと思います。出さなかったら同じく地元出身の栗林、後は補強ポイントに合致する左腕の先発候補、早川ですかね。与田監督の高校の後輩ですし。

矢吹 では、1位は三者一致で高橋。プロ志望届を出さなければ栗林か早川を指名、ということで。いずれにしても、今年も1位は競合必至ですね。野手で注目選手は誰になるでしょう?

長尾 元謙太(中京学院大中京)は長打力のある良い選手ですけど、彼も1位で指名されるでしょうね。後は補強ポイントに一致しそうなところだと、俊足巧打の外野手、逢澤崚介(トヨタ自動車)はとても良い選手だと思います。

加賀 個人的には今川優馬(J F E東日本)のように、S N Sで自分の意見を発信する選手はドラゴンズにいないタイプですし、一発の魅力もあるからナゴヤドームで見てみたいですね。

矢吹 五十幡亮汰(中央大学)はどうでしょう? 50m手動計測5秒42の俊足は魅力ですし、肩も強い。外野手としては即戦力候補として評判です。

長尾 良いと思いますね。今季ドラゴンズを見て気になったのが、代走からの盗塁がほとんど無いんですよ。仕掛けても失敗していることが多いし、あの走力だけでもドラゴンズの足りないところを補ってくれると思います。打撃も悪くないので、大島洋平のような選手になる素質は充分あるでしょうね。

加賀 ただ、下手したら1位指名もありますよね。

矢吹 じゃあ、残ってることを祈って五十幡を2位指名にしましょうか。この時点で、「1位高橋、2位五十幡」で100点ですね!

加賀 絶対こんなに上手くいかない(笑)。

長尾 ありえないですね(笑)。

矢吹 まあ、妄想はタダですから(笑)。