コロナ禍の猛暑を乗り越え、台風も通り過ぎ、気がつけば秋。混戦で密なパを尻目に、セは首位巨人と他5チームの間に広大なソーシャルディスタンスをキープし続けています。そんなに離れなくてもいいんですよ?

 とはいえ入場者数上限5000人で抑えられているものの、プロ野球会場は平日でも軒並み完売御礼。座席間にこそ巨人へのゲーム差と同じくらい十分な距離が保たれていますが、開幕時の無観客試合と比べれば、多少の活気を取り戻したと言っていいでしょう。

 しかし右に倣えを嫌ったのか、ひたすら我が道を行くナゴヤドーム。その5000枚のチケットさえ完売しない日も少なくありません。そんな中、政府のイベント人数制限緩和を受け、ナゴヤドームも19日の阪神戦より入場者数上限を11000人に引き上げることを決定。果たしてこれがナゴヤドームにとって吉と出るか、凶と出るか。

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 そんな心配が出来るのも、中日ドラゴンズファンの特権と割り切るしかありません。そんなわけでこれを読んでいる皆様が少しでもナゴヤドームに行きたくなるよう、微力ながら今回も始めていきましょう「どうでもいいニュース2020・秋」。

 が、毎度述べている通り、このタイトルは文春野球中日ドラゴンズ大山くまお監督がつけたもので、筆者カルロス矢吹本人は微塵も「どうでもいい」とは思っておりません。ドラゴンズの未来が懸けられているとさえ自負しております。

 では、プレイボール!

©文藝春秋

ベランダで白オクラの栽培に成功

(10)ビシエド、「パワプロ」が上手かった

 日本通で知られる竜の主砲に、新たな一面発見です。人気ゲーム「実況パワフルプロ野球」のプロモーションに中日ドラゴンズを代表して登場すると、見事なゲーム操作を見せて、守ればファインプレー、打てば長打の大活躍。一緒にゲームをプレイした小笠原慎之介、藤嶋健人、平田良介からも「タンケ(ゲーム)上手いじゃん!」と高評価を得ていました。しかし今季を振り返ると、ビシエドが4番の役割を果たす一方で、平田、小笠原、藤嶋は本来の力を発揮できていません。まさかこのプレイが彼らに何らかの影響を与えたのでしょうか?

(9)三ツ間卓也、白オクラの栽培に成功

 与田監督痛恨の采配ミスにより発生した、「代打・三ツ間」という言葉ばかりが独り歩きしてしまった今季の三ツ間。ですが、自粛期間中に自宅のベランダで育てていた白オクラの栽培に成功。野菜は見事な色艶を放っていました。後半戦は、通常のオクラの数倍粘り気が強いと言われている白オクラに負けない、粘りの投球を期待しましょう!

(8)滝野要、「半沢直樹」第6話を見逃す

 TBS系列で大人気放送中のドラマ「半沢直樹」。金融庁からの検査が入る緊迫の第6話を、放送当日ウエスタンのナイターに出場した滝野要は見逃してしまいました。この悔しさを「倍返し」して悲願の一軍初昇格を勝ち取って頂きたいものです。

(7)木下拓哉、小学生時代のあだ名は「肉男」

「月刊ドラゴンズ」誌上にて、木下拓哉は自身が小学校時代に姉から「肉男」(にくお)と呼ばれていたことをカミングアウト。なんとなく今呼んでも違和感がなさそうなので、どなたか木下の打席で「肉男」と書いたボードを掲げてみてください。

(6)岡野祐一郎、東芝への感謝を忘れない

 続いても「月刊ドラゴンズ」より。今季入団した岡野祐一郎が登場曲をザ・ブルーハーツ「情熱の薔薇」にしているのは、自身が所属した東芝のCMソングであるから、と古巣への恩義を語りました。似た例では、鈴木博志は自身のグッズ(タオル)の色を、古巣ヤマハのチームカラーと同じ紫にしています。高校・大学野球と比べると注目度が落ちる社会人野球ですが、好きな選手の古巣は一度調べてみると何か発見があるかもしれませんね。