昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

カメラが回る前から役に入り込む

 例えば、気持ちがガクンと落ちるシーンの前は、本当にあまり人と喋らないにしています。

――なるほど。カメラが回る前から役に入り込むんですね。

 

 そうですね。撮影までに“自分を1回なくす”ことで、最大限の力を出せるのかもしれないな、と。でも、それをやっていると周りの人に怖がられることもあるので、もうちょっといい方法がないかなとも思っているんです。

――1週間くらい前から、周りの人も段々話しかけづらくなっていく、みたいな?

 あ、いや、1週間は私が耐えきれないので(笑)。強いて言うなら、前日からですね。

いつか朝ドラでヒロインもやりたいです!

――作品との向き合い方という面では、今後は役どころとしても、森さんが現場を引っ張っていくべき立場になることが増えていくと思います。そうした、現場での役割については、何か意識されていることはありますか。

 これまで、色々な座長の方を見てきたんですが、本当に皆さんすごい方ばかりだったんですよね。菅田将暉さん(『3年A組―今から皆さんは、人質ですー』)も、自分のことを100%やりながら、生徒のことも100%考えてくれるし、スタッフさんのことも100%。役として、だんだん痩せていきながらも、全部で1000%ぐらいのことをこなしている姿を目にして、座長の重みというものを肌で感じたんです。

 

 それを思い出すと、やっぱり現場を引っ張っていくには覚悟が必要だな、と。だからこそ今、『エール』の現場で窪田さんや、二階堂さんの背中をしっかり見ておかなきゃと思っています。

――やはり、いつかは朝ドラでヒロインをやりたいという思いも?

 あります。今回、二階堂さんを見ていて、より思いました。そのためには、まずはドラマや映画を観てくださる方にも、それぞれの作品のスタッフさんにも、「森七菜になら安心して任せられる」と思ってもらえるような、信頼される人になりたいです!

 

撮影=三宅史郎/文藝春秋

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

この記事の写真(23枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー