6月末より再放送が続いていた朝ドラ『エール』が、9月14日から遂に本編放送を再開します。今回も豪華な俳優陣が勢揃いする中、回を重ねるごとに注目を集めているのが、ヒロインの妹役・関内梅を演じる森七菜さん(19)。

 そこで、朝ドラ初出演となる森さんに、本作に懸ける思いや“憧れの女優”二階堂ふみさんとの共演、そして撮影の裏側について伺いました。(全2回の1回目/後編に続く

 

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収録再開後、最初のシーンは……

――新型コロナの影響で、『エール』の収録も2ヶ月以上の中断を余儀なくされました。撮影再開後は、現場の雰囲気にも変化はありましたか?

 厳重態勢になっていて、なかなか今までとは気持ちの上でも違うところがあるな、と思っています。お芝居をする中でも、ギリギリまでフェイスガードを付けていなきゃいけないとか、例えば眼鏡を触るという動きもやりにくくなったりしていて。

――撮影の間は、やはり何度も消毒をしたり?

 そうですね。スタッフさんがこまめに消毒液やカバーを持ってきてくださるので、本当にありがたいなと思ってやっています。

 

――収録再開後、最初の撮影はどなたとのシーンだったんでしょうか。

 最初は窪田(正孝)さんや二階堂さんや……お馴染みのみなさんと一緒になるシーンでした。食事中のシーンの予定だったんですが、それが食後の設定に変わったりもしていたので、なんか寂しいね、とみんなで言いながら。

「もともとはヒロインのオーディションに行ったんです」

――みなさんとも2ヶ月ぶりの再会だったと思いますが、撮影の合間にはどんな会話を?

 「自粛中、何してた?」とか、あとは「何か変わった?」とか……。でも、やっぱりお話しするのは楽しかったですね。寂しいねと言いつつも、爆笑もたくさん起きて。楽しくて、ずっとみんなで笑ってました!

 

――そもそも今回の梅役は、オーディションで決まったんでしょうか。

 もともとはヒロインのオーディションに行ったんですが、それには受からなくて。ただ、結果的に二階堂さんに決まったと伺って、やっぱり私なんかが太刀打ちできるものじゃないな、とも思ったんですけど。

――ヒロイン役に落ちたときは、「不合格です」といった連絡が来るんですか?