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 これは誤差なく髪を切るための動作で、均等に毛束を引き出しているのですが、この一連がスムーズにできないと切った髪の長さはガタガタになります。これはひたすら反復練習した美容師の手捌きです。

 なので、できればそういった切り方をしていない動画を探しましょう。極端に言えば、素人の方がやってる動画の方が、参考になるかもしれません。

セルフカット動画の罠4:持ち上げて切る動作に注意

 美容師は、髪を持ち上げて切りますよね。あの時、持っている毛束がどうやって切れるのか、美容師は必ずイメージできています。

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 図上のように、頭に対して毛束の真ん中(緑)が90度になるように引っ張って切ると、二等辺三角形になるので上と下が同じ長さになります。

 図下のように、頭に対して毛束の上(赤)が90度になるように引っ張って切ると、直角三角形になるので下が長くなります。

 この方法では、正確に引っ張らないと法則通りには切れません。さらに頭は丸いので、部位によって法則がより複雑に作用しています。

 自分が切りやすい場所、また鏡越しに見やすい場所で切ろうとすると、自然とその毛束には角度が付いて、髪の一部がバサッと無くなってしまう原因になります。