髪の毛を指で大体10cmぐらい測った時の、ウェーブ具合を図にしました。左の「まっすぐ」から右の「じりじり」に向かってだんだんウェーブが強くなっています。
動画を上げた方たちはもれなく「Cカール」から「Sカール」に該当しています。
図の「まっすぐ」は、文字通りツンツンした印象になる髪質の方です。長くても短くても毛先がツンッ!としていて、ラフなまとまり感が出にくいのが特徴です。
「くりんくりん」や「じりじり」ほどウェーブが強いと、癖っ毛な印象になります。毛量や髪の太さによっては膨らみやすく、特に梅雨時期にはモケモケして苦労することになります。
「まっすぐ」「くりんくりん」「じりじり」の方は髪が思うようにまとまらず、狙った形になりにくいので、CからSに当てはまらない方はセルフカットは避けたほうがいいです。
セルフカット動画の罠2:濡らして切る、はリスキー
髪が濡れている時と乾いている時では、ウェーブ具合やクセの出具合が違うため、濡れたまま切ると乾いた時に大きな誤差が出ます。濡れている髪はボリュームが無くなり、かつウェーブが無くなるためまっすぐになります。このまま理想の長さにカットすると、乾いた時に極端に短くなってしまいます。
必ず乾いた髪を切るようにしましょう。
セルフカット動画の罠3:手捌きに注意
当然ですが美容師がセルフカットをすると、手捌きがプロのやり方になります。
美容師が髪を切る時には、一連のモーションがあります。
右手でクシでといて、クシで引っ張って毛束を引き出して、左手の人差し指と中指で毛束を挟んで、クシを左手の親指の付け根で挟むように持ち替えて、ハサミを構えて、挟んだ指に沿わせて切る。
美容師にとってこれは当たり前の動作ですが、素人にはちょっとできません。