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よいケアマネの条件とは

 よいケアマネとは何か。認知症介護に詳しい人であることは言うまでもない。日本福祉大学客員研究所員で、ふくしの人づくり研究所の奥田亜由子所長がより具体的に解説する。

「まずは本人や家族の要望をきちんと聞いて、意思決定できるように納得するまで説明してくれる人。それに加え、各施設の現状を知り、複数のケアプランやサービスを提案してくれる人がいいでしょう。

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 特定事業所加算を受けている事業所は24時間対応になっているので、そこに所属していることも大きなポイントです。

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 あとは本人、家族との相性。これも非常に重要。互いの信頼関係が築ければ、本当に心強い存在になります。ケアマネは最低限、月に一度、本人の様子を聞きに自宅訪問します。本人がそれを楽しみに待っているくらいのケアマネが理想的です」

地域の課題やニーズを知ろうとする意識の高さ

 前出の田中氏も言う。

「介護予防教室や老人会、町内会の集まりや祭りなど、高齢者が参加する場所に積極的に顔を出すケアマネもいます。地域の課題やニーズを知って、それに応えたいという意識が高いのです。こうしたケアマネは、知識も豊富で信頼できます。

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 あとは、認知症カフェなどが近くにあれば顔を出してみるのもいいでしょう。『どこどこのケアマネさんはいい』といった口コミ情報を聞けるかもしれません」

 信頼できるケアマネを見つけたら、契約し、ケアプランの作成となる。ケアプランはケアマネ任せにするのではなく、本人、家族も参加して作り上げるのが成功の秘訣だ。

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 続きは『最新予防から発症後の対応まで 認知症 全部わかる!』に収録されています。