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©根本好伸

子ども向けアニメのストレートな表現が人生を変えてくれた

――電子書籍の魅力をたくさん発見してくださって、ありがとうございます。最近は、世の中の状況的にも、お家時間が増え、読書をする人も多い印象です。

そうですよね……。なかなかライブなども難しい状況で、読書はもちろんですが、私はゲームをする時間も増えました。

もともと、マンガはもちろん、アニメや二次元に触れる時間は多かったんですが、ステイホーム期間でより増えて。お家時間中に、新しいゲームにハマって、新たな〝推し〟キャラクターができました(笑)。

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今の推しは『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のリドルくん。ソーシャルゲームって、ついついずっとやってしまいますね。電子書籍のことでも触れましたが、スマホは生活の中での必需品なので、息をするようにアプリを開いて……という。

外出が普通にできていた頃は、おでかけといえば、アニメのグッズを池袋や秋葉原に買いに行くことが多かったです。アニメで形成されている人生ですね。

――アニソン・アーティストというお仕事は、まさに「好きなこと=仕事」ですね。

そうですね、ありがたいことに。お仕事なのか趣味なのか、という瞬間もあって。

最近だと、YouTubeの動画投稿は特に自由度が高くて、こんなアニメグッズを集めてますとか、キャラクターのグッズをたくさんつけた痛バッグの紹介とか、アーティストの部分とは離れた、趣味に特化したパーソナルな部分もファンの皆さんに見てもらっています。

© 根本好伸

――大好きなアニメのお仕事は、プライベートとの境目も難しいと思うのですが、お仕事へのモチベーションを保つ秘訣はありますか?

本当に好きなことなので、やっぱり常にアニメに触れることですね。それ以外に考えられないです! アニメのことを考えたり、マンガや本を読んだり……それがモチベーションになっているのだと思います。

――たくさんのアニメやマンガに触れるなかで、春奈さんの世界観の核になっているのはどんなものでしょうか。

人生を変えてくれたのは『イナズマイレブン』と『鋼の錬金術師』。子ども向けのアニメや少年マンガもすごく好きです。

セリフや表現がストレートで、努力した人がどう報われるか、とか、根本的で大切なものを教えてくれます。大人でも生き様を学べるというか。むしろ、大人だからこそ「この気持ちって忘れかけてたな」と思うことも。

そういうものを、子ども向けアニメや少年マンガはストレートに思い出させてくれますね。本当に、パワーのある作品です。