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 アンケートでは「第7世代」に限らず、サンドウィッチマン、バナナマンについても仲の良さを評価する声が多い。コンビ仲が良く誰も傷つけない“優しい芸風”が求められる時代なのだ。

「サンドウィッチマンは仲が良いことに加え、テレビで見ていても2人の人柄の良さが伝わってきます。芸人の中には、ボランティア活動などをすることに照れを感じるような人も多いのですが、サンドウィッチマンは被災地が故郷であることもあり、東日本大震災の復興支援活動にも積極的に参加しています。そんな彼らの行動も世間では全面的に支持されています。全世代から認知され、老若男女に愛されているという意味では唯一無二の存在です。

 明石家さんまさんも同じように幅広い世代に好かれていますが、近年ではその笑いの取り方が“パワハラ、セクハラじみている”と批判されることもあります。その点、サンドウィッチマンはそういう笑いの取り方もほとんどしないため、マイナスになる要素が少ないのです。若手でサンドウィッチマンの路線に近い形で支持されているのは、人を傷つけない優しいお笑いをやっていると評判のぺこぱですね」(ラリー遠田氏)

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「好きな芸人」V3を達成したサンドウィッチマン ©AFLO

YouTubeが変えた「第7世代」

 2つ目の条件は「YouTubeでの活躍」。昨年までのコメントでは決して多くなかったYouTubeでの活動への評価が多数寄せられた。

「第7世代」の代表格で今回14位の霜降り明星、前回35位から11位まで順位を上げたかまいたちに対しても、YouTubeでの活動を評価する声が多かった。前回圏外から29位となった四千頭身には、「YouTubeでいつも個性的な企画を行っていて、応援したくなる愛嬌を3人が持ち合わせている」(19・女)との10代からのコメントもたくさん寄せられている。

「テレビを見ない人も増えているのでYouTubeでの活動はとても重要です。普段ネタを作っている芸人たちは企画力もありますし、話術も達者。YouTuberにも負けていません。特に『第7世代』は保守的ではなく、新しいものを取り入れることに積極的なのでYouTubeとの相性もいい。霜降り明星や四千頭身は、テレビ視聴者とは違う支持層を持っているように見えます」(ラリー遠田氏)