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「この世界で絶対にがんばらなきゃいけない」
県内への高校入学が決まった春休み、竹内さんの夢が現実になる。中学生だった彼女が友人と遊びに行った原宿で事務所にスカウトされたのだった。だが、すんなりとはいかなかった。
「当初、竹内さんの父親は芸能事務所に入ることに反対だったそうです。おばあちゃんっ子だった竹内さんは、実家の近くに住んでいた祖母に相談したりして悩んでいた。そんな迷う彼女の背中を押したのは『一度やってみればいい』という姉たちの言葉だったそうです。事務所に入ると、彼女は周囲に『私の家は複雑な家庭なので、戻る場所はないんです。この世界で絶対にがんばらなきゃいけないんです』と語り、真剣だった」(スポーツ紙記者)
志半ばで旅立った竹内さん。深い悲しみの中、9月30日、家族葬が行われたことが事務所より報告された。