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「かなり真剣に自分を追い込むタイプなんです」

 フリーエディターの有田麻奈美さんは、「CREA」のファッションページをはじめ、プライベートや旅先でのエピソードを紹介する「オフタイム・ダイアリー」で竹内さんの素顔を取材してきた。

「すでにアジアでも絶大な人気があった竹内さんは、ちょうど主演映画『ストロベリーナイト』の撮影と公開、また新しいドラマの撮影と大変お忙しい頃でした。それでも、毎回早めにスケジュールをくださって撮影に臨むことができたのも、この雑誌を、そしてこの頁を大切に想ってくださっているからなのだなと嬉しかった記憶があります。とても陽射しが強かった日、『白い肌が焼けたら大変!』とこちらがハラハラするような場面でも、竹内さんはそんなこと気にもせず楽しんでくださっている様子で、カメラマンが描きたいであろうカメラの向こうの世界にすっと入っていくのです」

©AFLO

「ある時は、冬に発売される号(2012年11月号)だったので、スタジオの床全体に塩(それが雪に最も近く見える)を敷き詰め、降雪機で雪を降らせたことがありました。竹内さんは、ちょっと興奮気味に『すごい! 雪を降らせるんだ』と。『機械が小さいので、トータルで15分間しか降らすことができないんです。すみません!』とこちらは平謝りでしたが、それでも竹内さんのおかげで、5カットの本番はスムーズに撮影終了。瞳をキラキラさせて、雪を手のひらで受け取ろうとする竹内さんを写真におさめることができました」

 撮影後のインタビューもオープンな雰囲気で、その時々の本音を真摯に語る竹内さんがいた。プライベートで初めてロサンゼルスを訪れた後に、誰にも名前を呼ばれない、誰も自分のことを知らない場所で、「これからも“自分でしっかりと立つ”ために、もっと頑張らなくては!」と話した。日本での舞台初挑戦を視野に入れていることとともに、その意気込みについては「いい意味でのいい加減さは失いたくないと思っている反面、実はかなり真剣に自分を追い込むタイプなんです」とも明かしていた。

「40歳という年齢に後ろ向きな気持ちはまったくなくて」

 今年9月のインタビューでは、1月に第2子を出産し、育児と向き合う中で4月に40歳の節目を迎えたことへの前向きな気持ちを語っていた。

〈40歳という年齢に後ろ向きな気持ちはまったくなくて、むしろ肩からポロポロといろいろなものが落ちて、軽くなるような感覚がありますね。(中略)今はまたひとつ段階が進んで、これまでの自分にお疲れさまという気分ですね〉(「LEE」2020年10月号)

 その人柄にふれた多くの人々が、心から冥福を祈り、いまだ深い悲しみの中にいる。

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 特集記事「木村花さん、三浦春馬さん、竹内結子さん……芸能人『自殺連鎖』の病理」は、10月10日発売の「文藝春秋」11月号と「文藝春秋digital」に掲載予定です。

©時事通信社

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