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自殺願望のある女性をだましてアパートに
白石被告が初めて殺人を犯したのは2017年8月23日だ。SNSを利用して知り合ったAさん(当時21)を誘い出し、自宅に入った途端、殺そうといきなり首を締めたという。そして失神したAさんに欲情し、性交している。その後、失神したままのAさんをロフトから首を吊り殺害した。以降、短期間に同様の犯行を繰り返していく。
8月28日ごろにはBさん(女性、当時15)、同月30日ごろにはAさんの知人男性Cさん(当時20)。9月にはDさん(女性、当時19)、Eさん(女性、当時26)、Fさん(女性、当時17)、Gさん(女性、当時17)、10月にHさん(女性、当時25)、Iさん(女性、当時23)が被害者となった。
Cさんを除き、手口はまったく同様で、自殺願望のある女性をだましてアパートに誘い入れ、金づるになるか見極め、自殺する気がないと判断すると、首を締めるなどして失神させた上で殺害。公判では、8人の女性は全員、失神させた上で強制性交していたことも明らかになった。
事件が発覚しないよう、遺体を細かくノコギリなどで解体し、肉片は一般ごみとして廃棄。捨てると発覚の恐れが高いと考えた頭部は、消臭のための猫砂とともにボックスにいれ、アパートで保管していた。