――19年12月にはオリジナルメンバーの3人も卒業しました。
京佳 そうなるとは分かってました。自分の中で決めていたのが、みんなと一緒にパッと散ってしまうのは嫌なので、だったらひとりで卒業しようということ。複数人でやめたら情報が分散してしまうじゃないですか。今後も芸能活動するうえでは、「夢アド解散」より「京佳、夢アド卒業」の見出しでニュースになったほうが、いいと思っていたんです。
「炎上、大好き(笑)」
――グループ在籍中にYouTubeを始めてますよね(18年9月)。
京佳 YouTubeはプロデューサーの伊藤さんに勧められて始めました。アイドルの中では早く始めたほうだと思います。最初はただただ楽しかったんですけど、リアルな数字を直接突きつけられるから、視聴者数が下がるとメンタルをやられるんです。ちゃんと稼いでるYouTuberはマジすごいと思います。
――博報堂のスタッフがネタを出していたんですか?
京佳 いや、ネタ出しから編集まで全部自分でやってます。最初の頃は実家に暮らしていたので、「とりあえず“お兄ちゃんネタ”だな」とドッキリを仕掛けたり、あとはエロ要素も入れようと。YouTubeでおっぱいを強調すると「AV墜ちしろ」と書かれるけど、すごい腹立つんですよ。
――どこに怒りを感じますか?
京佳 「君たちはどれだけAVにお世話になってるんだ!」という怒りです。“墜ち”なんて言葉を使っちゃいけませんよ。見下してないで感謝しなきゃ。
――そっちの怒りでしたか。YouTubeは良くも悪くも直接反応がくると思いますが、「炎上」はどう捉えてますか?
京佳 最高ですよ。炎上、大好き(笑)。賛否両論があって当然じゃないですか。賛成の意見しかないってつまらない。もちろん、法を犯すようなことは別ですよ。
――炎上した時に落ち込んだりしないですか?
京佳 まったくしないですね。私のほうが人生楽しんでいるんだから、言わせておけばいいと思ってます。ただ、寝起きに心ないコメントを見た時にグサッと刺さることはあって。普段は心にシールドを作っているけど、外れているとダメですね。
――京佳さんは事務所も退所されたんですよね。
京佳 事務所は19年9月に円満退社しました。グラビアの仕事も博報堂に取ってきていただいた仕事だったので、事務所にいるよりもフリーでやったほうがいいと思ったんです。