1992年に鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介らを主要キャストとして迎え、平均視聴率20%超え、最終回視聴率30%超えという大ヒットを記録したドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)。
そんな名作に出演していた唐沢と江口は、今でも俳優として第一線で活躍している。
唐沢はアメリカで大ヒットしたドラマのリメイク版である『24 JAPAN』(テレビ朝日系/10月9日から放送)に主演。江口は『天使にリクエストを~人生最後の願い~』(NHK総合/9月19日から放送)に主演しているだけでなく、『七人の秘書』(テレビ朝日系/10月22日から放送)にも主要キャストとして出演予定だ。28年前に『愛という名のもとに』で共演していた二人が、今期の連続ドラマで主演を張っているのである。
時代錯誤な恋愛観、今やっていたら炎上確実?
現在、『愛という名のもとに』はフジテレビ公式動画配信サービス『FOD』で視聴できるため、今回は当時中学生だった1992年にリアルタイム視聴していた筆者が、これを機に全話一気に観直してみた。
髪型やファッションが古臭いところや、ケータイのない時代背景、仲間・友情を強調した前時代的なセリフまわしなど、ツッコミどころは満載。しかし、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーとして恋愛論的に述べさせてもらうと、そんなツッコミどころの数々が些末なことに感じるほど、時代錯誤な恋愛観への違和感が強かった。そして、それを強引に“感動偽装”していたのである。
※本記事は『愛という名のもとに』のネタバレを含みます