不思議だったブログでの「夫婦ゲンカ中継」
そもそも、一体この夫婦は何者なのか。
元夫であるTAKIUEは、一発ギャグを突然繰り出すキワモノ芸人・ちゅうえいを相方に持つ。ゲームが好きで、所属する浅井企画のゲーム部部長を務めるほどの腕前だ。
漫才師らしからぬ男前系の風貌で、小林によれば、TAKIUEは「彼は自分を世界一イケメンだと思っている」とのこと。自己肯定感が高いのはいいことである。
一方、元妻の小林礼奈は、グラビアやものまねタレントとして活動。その後、豚好きが高じて、養豚場で勤務したという変わり者だ。
下ネタが好きで、とあるテレビ番組で「家飲みで後輩芸人の股間を触っている」「自分の乳首を気がつくと触っている」などのトンデモエピソードを披露。奔放である。10月20日発売の週刊誌FLASH(光文社)では、裸にエプロン姿を披露。色気たっぷりのグラビアページでは、TAKIUEとの馴れ初めが語られていた。「じつは一度、彼が一気に売れちゃったときに、フラれてるんです。私は諦めきれず、その後つかず離れずでお互い都合のいい関係だったときに、妊娠しました」とのこと。
さて、変わり者同士のこの夫婦だが、昨今のコロナ禍をきっかけに徐々に家庭内に暗雲が立ち込める。
不思議だったのが、その様子がお互いのブログで赤裸々に実況中継されていったことだ。
TAKIUEは5月、およそ1年半ぶりに、「お久しぶりです!瀧上です。」と題した記事を投稿。爽やかなタイトルとは裏腹に、記事には痛々しい血だらけの腕の傷を披露。引っかき傷だろうか、「嫁にやられました。」との文字が。怖い。
これに応えるかたちで、小林は「さっそく私の悪口書いてやがる」「反論したいことは山ほどある」と怒りをブログでぶちまける。これを皮切りに、ブログ上で全公開型の夫婦喧嘩が始まることとなる。
散らかる部屋など荒れた自宅の写真がアップされたり、「旦那は食事中にスマホばかり」「妻はうそつき」などと片方が不満を書き込めば、もう一方がそれに反論するブログを更新。その様子をネットニュースがかぎつけ、面白おかしく書き立てる。ネットの世論は真っぷたつだ。
妻である小林のだらしなさを指摘する人もいれば、TAKIUEが妻を公開処刑することが「モラハラ!」と指摘する人もいた。