「自分が絶対」「嫌なことから逃げるタイプ」
「彼はもともと調子に乗りやすいタイプ。今の彼の回りには、ちやほやしてくれる人しかいない。以前の女性マネジャーのように厳しく苦言を呈してくれる人がいなくなってしまったんです。日頃から口うるさく指摘していたマネジャーが担当から外れると、撮影現場に顔を腫らせて酒の匂いをプンプンさせて来たり、寝坊で遅刻することもあった。目上の人にタメ口で話して反感を買うことも多々あり、タバコも1日2箱を吸うほどヘビースモーカーで、このご時世でも現場で周囲を気にせず吸っていた。
『プロ意識が足りないので、ちゃんとしてください』と事務所スタッフに注意されていましたが、本人は『そうですね』『はい』としか言わない。『自分が絶対』と思っていて、基本的に嫌なことから逃げるタイプ。口うるさく煙たかったマネジャーを自ら社長に直談判して担当を外させたこともあった。今回の事故も同じように逃げたい一心で起こしたものだと思います」(前出・芸能プロ関係者)
“育ての親”は多くを語らず「ただ、申し訳ない気持ち」
取材班は“育ての親”である元マネジャーに伊藤容疑者のひき逃げ事件について聞いた。すると、
「今は関係ない立場ですけど、以前担当していたので、事故に遭われた相手の方が心配です。ただ、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
こう答えたものの、多くを語らなかった。
有望株だった伊藤容疑者がひき逃げ事件で負う代償はあまりにも大きい。
「出演映画『とんかつDJアゲ太郎』は予定通り10月30日に公開されたが、これから公開予定の主演映画『十二単衣を着た悪魔』や、主演舞台『両国花錦闘志』は対応協議中です。夜の連続テレビ小説『うっちゃん』(NHK)は降板、レギュラー番組『ZIP!』(日本テレビ系)の映画コーナーは休止に。フジテレビはバラエティー番組については、収録済みだった伊藤容疑者の出演シーンを差し替えて放送する予定です。CMなども含め、すべての違約金を合わせると億単位になるとも言われています」(スポーツ紙記者)
一方で「芝居の評判はよかった」と語るのは、ある映画関係者だ。