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《伊藤健太郎釈放》“育ての親”マネジャーが初めて語ったやるせない思いと「憧れのキムタクへの裏切り」

《伊藤健太郎釈放》“育ての親”マネジャーが初めて語ったやるせない思いと「憧れのキムタクへの裏切り」

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自分で運転を始めたのは“育ての親”が担当を離れてから

「高校を卒業して18歳になった時に『芝居で運転するシーンがあるかもしれない』という理由で車の免許を取得した。本人は事務所スタッフに『仕事以外でも自分で車を運転したい』と訴えたが、事故を起こした時のリスクを考えて、車の運転をずっと禁止されていた。免許を取得した後も、現場への移動は電車やマネジャーが運転する事務所の車を使っていました。しかし一昨年、二人三脚でやってきた彼の“育ての親”だった女性マネジャーが担当を離れた頃から、愛車である高級SUVの運転を始めたようだ」

29日、湾岸署へ移送された伊藤容疑者 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

 伊藤容疑者は無類の車好きとして知られる。幼い頃から車好きだった理由をファッション誌のインタビューでこう語っている。

《昔から、車が大好きで。こどもの頃の写真を見返しても、手にしているおもちゃがほぼ車なんですよ。その理由は、どうやら爺ちゃんにあるらしい。僕がまだ幼い頃、爺ちゃんは『ジェンセン・ヒーレー』という真っ赤なオープンカーに乗っていて。なかなか寝つかない僕をその車に乗せてドライブに行ったり、エンジン音を聞かせて寝かしつけていたらしいんです。その記憶が潜在的に残っているのか、今も車に乗るとソッコー寝れるんですよ(笑)。エンジン音とか気にならないし、むしろ心地よくて爆睡!》(「non-no」2020年7-8月合併号より)

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伊藤容疑者は30日午前、留置先の東京湾岸署から送検された Ⓒ文藝春秋 撮影・細尾直人

伊藤容疑者の素行が悪化したきっかけ

 14歳でモデルデビューした伊藤容疑者は、2014年に「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で俳優デビュー。2018年に「今日から俺は!!」(日本テレビ系)、2019年にはNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの息子役を演じた。オーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」が主催する「2019年ネクストブレイクランキング」では1位に輝き、18年に公開された映画「コーヒーが冷めないうちに」などにも出演。第42回日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞している。

 しかし、今年9月には3年間所属した事務所「aoao」を退社。デビュー時に所属していた「イマージュエンターテインメント」に戻った。その裏で伊藤容疑者の素行が悪化していったのは、公開した記事で報じた通りだ。きっかけは前述した育ての親だった女性マネジャーとの決別だ。