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2020/11/12

いじめ騒動の後、家族で知恵を出し合う環境が整った

──いじめ騒動の前と後で、家族のなかで変わった点はありますか?

大原 いじめ騒動の後で一番大きく変化したことは、子どもたち2人がどんな小さなことでも両親に相談してくれるようになったことです。問題が起こった時に、解決するまでの道筋をオープンにすることで、子どもと共に考える機会に変えられたことは大きかったと感じました。子どもが成長する過程で避けられない様々なトラブルが起きますが、常に家族4人で解決するために知恵を出し合える環境が整ったことはプラスでした。

──これから、「大原さんちシリーズ」で描きたいテーマはありますか?

大原 幼少期とはまた違った問題が噴出する小学校高学年から中学生までの子育てのれこれをまたマンガにしていきたいです。不登校問題にSNSとの関わり方、ゲーム依存など、親世代では馴染みのなかった問題が、子ども達世代ではスタンダードになりつつあります。専門家の意見を乞いながら解決する道筋をまた発表できればと思っています。

──最後に読者へのメッセージをお願いします。

大原 「しんどかったら精神科に行こう」という考えのダンナさんと結婚して21年目となります。困ったときは悩まず専門家に聞く、というスタンスはずっと変わらず今に至ります。そんな他力本願な一家ですが、これからも何卒よろしくお願いいたします。

大原由軌子(おおはら・ゆきこ)

1970年生まれ。長崎県佐世保市出身。美術系短大卒業後、グラフィックデザイナーとして14年間、都内に勤務。2006年、パニック障害+神経症持ちの夫との日々を描いた『大原さんちのダンナさん このごろ少し神経症』(小社刊)でデビュー。著書に『お父さんは神経症』『京都ゲイタン物語』(小社刊)、『大原さんちの2才児をあまくみてました』(主婦の友社)、『大原さんちの食う・寝る・ココロ』(集英社)などがある。2012年より「まぐまぐ!」からメールマガジン「大原さんちの九州ダイナミック」を週刊で配信中。

息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ

大原 由軌子

文藝春秋

2020年11月12日 発売

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