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階段を上ると突然息切れが

「帰宅したからといってすべてが元通りになったわけではありません。いろいろな問題が出てきました。庭に出たり、階段を上ると突然息切れするのです。私の家はジョージアン様式のタウンハウスなのでいくつかの階に分かれていて、一日に何度も階段を使います。ところが階段を一気に上ることができず、途中で休憩しなくてはなりませんでした。

 発症から4カ月経った今も、まだ体調は100%ではありません。毎日、2~3マイルのジョギングをしていますが、以前と違ってすぐに疲れてしまいます。

 何かをするとすぐに疲労を感じてしまう後遺症はこれから何年も続く可能性があります。私のようなコロナウイルス・サバイバーに対するサポートがもっと必要です」

何百万人もの人が後遺症に悩まされる

 博士は自身がコロナに苦しむことになった原因のひとつは、自分だけは感染しないという「思いあがり」だったという。

ピーター・ピオット氏(ウイルス学者)

「私はずっとウイルスの研究をし、エボラウイルスの共同発見者にもなりました。ある意味、ウイルスの敵だったのです。これまでエボラ出血熱や他のウイルスに冒された患者と接触してきましたが、一度も感染しませんでした。それで、『自分がウイルスに感染することはない』と自信過剰になっていたのかもしれません。この思いあがりがCOVID-19を軽くみることにつながったのだと思います。これまで感染しなかったのは単に運がよかっただけなのです。今回、私はウイルスに復讐されたと言ってもいいかもしれません。

 COVID-19が流行り始めたころ、このパンデミックは一時的なものだと思っていました。しかし、今の状況からすると今後、何百万人もの人が後遺症に悩まされることになるでしょう」

出典:「文藝春秋」11月号

 新型コロナウイルスの感染抑制に必要な措置とは何か、ワクチンへ過度に期待してはいけない理由などをピオット博士が自らの体験を元に語った「コロナに感染した『ウイルス学者』の悔恨」は「文藝春秋」11月号および「文藝春秋digital」に掲載しています。

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