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【写真多数】「100キロを10回挙げられます」筋肉女子たちが語る“なぜバキバキになったのか”

2020/11/17
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リバウンドする糖質制限ダイエットよりも筋トレ

 太っていたことで小学生のときにいじめに遭い、その後拒食症気味になったりリバウンドしたりした経験をもつモフマッスルさん(23歳)。それだけに、彼女は女性の最大の関心事のひとつであるダイエットに対して一家言をもっている。

「一週間に一度でもいいから続けるのが一番」と話すモフマッスルさん

──筋トレを始めるまでどんなダイエットをやったんですか。

モフマッスル  キャベツダイエットとか、いろいろやりました。なかでもやらなければ良かったと思うのは、体重が34キロ(身長145センチ)まで落ちてしまった中学時代の「食べないダイエット」です。さすがに食べないのはまずいと思い、その後は食事量を増やしたんですけど、今度は高校に進学するころに50キロまで増えてしまって。

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 リバウンドしたのは、食べないダイエットで筋肉が落ち代謝が低下したのが原因です。その状態で無理やり食べたから脂肪だけが増えてしまった。顔まわりをスッキリさせようと有酸素運動をやったときも同じでした。筋肉がない状態で有酸素をすると、さらに筋量が落ちて代謝機能も下がります。だからお腹の脂肪は落ちても顔は痩せませんでした。

モフマッスルさんは「ベストボディジャパン」の西日本大会で準優勝の実績をもつ

──それは世の多くの女性が陥りそうな負のループですね。

モフマッスル  私はジムに通い始め、あるボディビルダーの方に筋トレのやり方や正しいダイエットの知識を教えていただいたことで、自分の間違いに気づきました。糖質制限のようにすぐに結果の出るダイエット法はリバウンドする危険性が高い。きれいに痩せて、その状態を長く保ちたいなら、やっぱり筋トレをするのが一番だと思います。

この腹筋のラインを見よ。女性らしい体を維持するために、あえてシックスパックを作らないようにしているという。

筋トレを始めて3年で体重13キロ減に成功

 ポンマッスルさん(26歳)は、高校時代は吹奏楽部に所属していたインドア派の文系女子だ。雰囲気的にも筋トレ女子とは少し違う感じだが、じつはコロナの影響でジムが休館になったのを機に、自宅に筋トレ機材を買い揃えたガチのトレーニーでもある。

筋トレで13キロの減量に成功したポンマッスルさん

──筋トレを始めた理由を教えてください。

ポンマッスル 筋トレを始めたのは3年ほど前なんですが、当時は多いときで体重が57キロ(身長153センチ)ありました。痩せたいとは思っていたんですけど、ご飯を食べるのが大好きで、インドア派なので外に出るのも嫌い。摂取カロリーは高いのに消費カロリーは低いという生活を送っていたんです。

 そんな痩せたいけどなかなか実行に移せないというときに、筋トレをやっている友だちから「一緒にジムに行こう」と誘われて。じゃあやってみてもいいかなと。でも、しばらくは体重が減らなかったんですよ。むしろ増えたので「あれ?」と思ったんですが、1年ぐらい続けていたら代謝が上がって体重も減り始めました。現在は44キロなので、3年前に比べると13キロ減ですね。